この映画、観ました?#6「ゴーストワールド」

    こんにちは。大石ちゃんこです。

    今回は、モテない系女子の私にとって、

    生涯ずっと心のベスト5にはランクイン

    し続けるだろうなという映画を御紹介。

     

    この映画、観ました?

     

    テリー・ツワイゴフ監督 『ゴーストワールド』

     

    ★★★★★ 5.0 

    主人公は、世の中の価値観が大嫌いで、

    流行にとらわれてたり

    モテようとしてるような奴らを

    バカにしている女の子・イーニド。

    高校卒業後も好きなように

    日々を過ごしている中、

    イタズラで呼び出したダサい男を

    好きになってしまったり、

    働き出した友人レベッカとの仲が

    気まずくなったりして…。

     

    この映画を観たきっかけは、

    2011年7月にロフトプラスワンで行われた

    能町みね子さん&大山顕さんのイベント

    【モテない系女子と非モテ男子】で、

    能町さんが「モテない系女子の方は

    絶対に観ておいた方が良いですよ」

    と言っていたこと。

     

    冒頭で書いたように、

    私はモテない系女子です。

    メールで絵文字を使えないし、

    モテファッションは苦手だし、

    ドリカムや西野カナ等は聴かないし、

    北川悦吏子の作品は苦手だし、

    BBQだの合コンだのは嫌いだし、

    学生時代は、恋愛にうつつを抜かしている

    ヒエラルキー上位の奴らを

    逆にバカにしてたし…等々。

     

    そんな私は、この映画に

    ものすごく共感し、

    自分の若い頃を思い出し、

    痛いし、切ないし、応援したくなるし、

    とても複雑な気持ちになりました。

     

    同級生がバカみたく思える感じ、

    大人になりたくない感じ、

    根拠の無い自信、

    自分は特別だって思ってる感じ、

    何者かになりたいのにくすぶってる感じ、

    周りの堅実な生き方を

    見下しながらも少し焦ってる感じ、

    その他諸々が、胸に突き刺さります。

     

    そして、イーニドが落ち込んだ時に

    自分の部屋で「A Smile and A Ribbon」

    というレコードを聴くシーンは

    感情移入しちゃって号泣も号泣。

    その曲は即行で買いました。

    私は芸能人じゃないので

    絶対ないだろうけど、

    今後もし自分の出囃子が必要になった際は、

    絶対にこの曲にしようと決めています。

     

    ※♪A Smile and A Ribbon

    https://www.youtube.com/watch?v=6ckgyjVkx7c  

     

    映画のラスト、イーニドの未来は

    観ている人の想像に委ねられています。

    静岡県清水市から東京に出てきて

    夢を追っている私としましては、

    彼女には、自分の一番やりたい仕事をして、

    「私は特別なんだ」

    って思ってもイタくない程に

    成功していてほしいです。

     

    くすぶってる女子や

    元くすぶってた女子には

    とっても刺さる映画です。ぜひ。