この映画、観ました?#18「ラヴソング」

    こんにちは。大石ちゃんこです。

    先日、夕方の情報番組で

    テレサ・テン没後20年の特集を

    していたのを見て、無性に

    「久しぶりにアレ観て泣きたい!」と思い

    急いで借りて観た映画を御紹介。

     

    この映画、観ました?

     

    ピーター・チャン監督  「ラヴソング」


    ★★★★☆ 4点



     

    <ストーリー>

    中国大陸から返還直前の香港に出てきた

    シウクワン(レオン・ライ)と

    レイキウ(マギー・チャン)。

    香港で偶然に出会った二人は、

    夢を追いながら同じ時を過ごす中で

    徐々に惹かれ合うが…。

    二人の出会い、別れ、

    そして再会するまでの10年を

    テレサ・テンの名曲を織り交ぜながら描く、

    ラブストーリー。

     

    レイキウ役のマギー・チャンの

    表情の演技がとても良いです。

    レイキウは、基本はちゃきちゃきして

    早口でまくしたてるような女性なのですが、

    たまに見せる、何も言わない

    切ない表情や覚悟を決めたような表情が

    すごくグッときました。

    私も以前そうだったのですが、

    マギー・チャンに対して、

    ジャッキー・チェン映画などの

    やかましい女のイメージしかない人は、

    ぜひ、この映画も観てほしいです!

     

    レイキウは、後に

    ヤクザ・パウの女になるのですが、

    パウの、背中にミッキーマウスの

    刺青を入れるという愛情表現が

    かわいくて面白かったです。

     

    二人の出会いは、パウがマッサージの為に

    うつ伏せになっていた時。

    別れは、パウの遺体確認で

    背中のミッキーを確認した時。

    だから、出会いも「背中」、

    別れも「背中」、という感じで

    なんだか切なく感じました。

     

    そして、ラストのシウクワンとレイキウの

    再会シーンは、かなりステキです。

    テレサ・テンが亡くなった日に

    ある場所で再会した二人が、

    泣きながら抱き合うとかではなく、

    互いを見て照れ臭そうに

    はにかむのが良いのです。

    泣きながら駆け寄り抱き合う、

    とかの演出だったら、

    この映画は私の記憶の中で

    そこまで良作として残ってなかったでしょう。

     

    私はこの作品を15年以上観てなかったけど、

    このシーンの事は年に1度くらい

    思い出したりしてました。

     

    また、再会場所の設定も

    気に入っています。

    香港での再会なら有り得そうだけど、

    お互いに相手がどこにいるか、

    外国にいるのか香港にいるのかすら

    知らない状況で、ああやって

    再会したのがすごくステキなのです!

     

    性格のひねくれ曲がった私でも、

    #9で映画『ストロボエッジ』に

    文句ばかり書いた私でも、

    男女の運命をステキだなと思う心は

    持ち合わせているので、

    この映画のラストが大好きなのです。

    ちなみに、だから、

    ミシェル・ゴンドリー監督の

    映画『エターナル・サンシャイン』も

    かなりものすごく本当に超好きです。

     

    ただ、この『ラヴソング』は私の中で

    “号泣する映画”となっていたのですが、

    今回観た時は、初見の時ほどは

    泣けませんでした。

    当時は私はまだ高校生で子供だったので、

    シウクワンの嫁の気持ちにまで

    思いが及ばずに、ただ主人公の

    2人の事だけを思って

    号泣していたのでしょう。



    これから15年後、

    48歳になってから観たら、

    また違う見方ができるのかもしれません。

    ちょっと楽しみです。

     

    とにかく、もし香港映画に

    アクション系のイメージしか

    無い方がいましたら、

    『ラヴソング』、観てみてください。

     

    ちなみに#3でも香港映画を紹介

    してますので、そちらも

    読んでみてください。