こんにちは。大石ちゃんこです。
今回は、ディズニーのアニメ作品を御紹介。
私にとって、普段からこの作品のことを思うだけで涙が出てしまう名作です。
この映画、観ました?
カール・ゲールズ監督 「くまのプーさん クリストファー・ロビンを探せ!」
★★★★★ 5点
ある日突然クリストファー・ロビンが、置き手紙を残して姿を消してしまう。
学校に通う事になったのだが、彼がはるか遠くに行ってしまったと思った
プーと皆は、彼を探しに出かけて…というお話。
子どもの頃以来ディズニー映画を一切観ておらず、アニメもあまり好きではない私ですが、「くまのプーさん」は特別です。
プーのおバカさが面白くて愛おしく、クリストファー・ロビンとの関係も大好きで、
ディズニーで唯一、グッズを買ってしまうキャラクターなのです。
初めて東京ディズニーランドのハニーハントに行った時は、お恥ずかしながら幸せすぎて涙が出てしまった程。
そんなこと書くと、特に男性は「女こどもが見る作品か」と思うかもしれませんが、違うんです!
大人が見てもぐっとくる良作なんです!
今作は、映画開始5分で、繰り出される名言に心を打たれて大号泣してしまいます。
『君と僕が、“僕たち”になるとき』 『なんにもしないこと』
『ブラブラして、聴こえない音を聴いて、なんにも考えないこと。/ちょうど今もそんな感じだよ。ずーっとこうしていたいな。』
『君がいなければ何もできない。/どっちを向けばいいかわからないとき、誰に聞けばいいの?』などなど。
(ああもうこれ書いていても泣きそうです!)
初めてこの作品を観てから17年経ちますが、特に、仲良しの友達との最も大事な時間『なんにもしないこと』というのは、
私の心に印象深く残り続けています。
また、これまでのようにはプーと遊べなくなり感傷的になっているクリストファー・ロビンと対照的に、
おバカさんで何もわかっていないプーは大事な話をしていても眠っちゃったりして、それがまた切なくさせます。
クリストファー・ロビンは、プーをはじめいつもの仲間達にメッセージを残します。
『君たちは、思ってるより勇敢で強くて頭が良いんだよ。』と。プーは、寝ぼけながら聞いていたので
『僕たちは、こもっているよりも鈍感で長くて頭が高いんでしょ』などとろくに覚えていませんが…。
いつも楽しそうにしているみんなだけど、本当はそれぞれ自分に自信がなくて心の底では悩んでいるのです。
体が小さくて弱虫な自分を卑下しているピグレット、自分の頭脳に自信がないから本や尊敬されている人の言う事が一番なラビット、
自慢のしっぽの威力が弱まってきている気がして実は落ち込んでいるティガー…。
彼らは、クリストファー・ロビンを探す旅の中で、それらを克服していきます。
そして、あんなに恐ろしいと感じていた森や洞窟やガイコツザウルスの声が、
あんなに大きいと感じていた洞窟が、冒険を終えてみたら本当は何てことないものだったと気付くのです。
そういう経験って、誰にでもありますよね。
思い切って勇気を振り絞って決断・行動してみたら、何をあんなに怖がっていたんだろう、
なぜあんなに大きく感じていたんだろう、なぜこんな小っぽけなことを気にしていたんだろう…と思えてしまったこと。
私にも経験があるので、心から共感できました。
そんな、生きていくうえで大切な事を教えてくれる
とてステキな作品なので、女こどもだけでなく、大人の男性も絶対に好きになる作品だと思います。
昔から一つだけ、プーの日本語吹替えの声が何故あんなおっさん声なのか?
という点だけは疑問なのですが、それも気にならないくらい面白くて号泣必至な作品ですので観てみてください。
ぜひ!!
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