ビル・コンドン監督  Mr.ホームズ

こんにちは。大石依里香です。

 

今回は、小学生時代に一時期私の理想の男性だった名探偵が主人公の、

現在公開中の映画作品の感想です。

 

本家本元の小説(正典)の映像化以外にも、パロディやオマージュなど彼が

主役の映像作品は数多くありますが、こういうアプローチの仕方もあるのか!

と驚きました。

 

この映画、観ました? #61

 

ビル・コンドン監督   「Mr.ホームズ」

 

★★★☆☆  3点

 

こんにちは。大石依里香です。

 

今回は、小学生時代に一時期私の理想の男性だった名探偵が主人公の、現在公開中の映画作品の感想です。

 

本家本元の小説(正典)の映像化以外にも、パロディやオマージュなど彼が主役の映像作品は数多くありますが、

こういうアプローチの仕方もあるのか!と驚きました。

 

この映画、観ました? #61

 

ビル・コンドン監督   「Mr.ホームズ」

 

★★★☆☆  3点

田舎の家で養蜂をしながら余生を送る93歳のシャーロック・ホームズ。

 

彼は自身の探偵引退のきっかけとなった30年前のある未解決事件に決着を着けるべく、

少年ロジャーを助手に迎えて最後の推理を始める…というお話。

 

この作品のホームズは93歳なので、かなりおじいちゃんです。

 

杖ついてヨロヨロしているし、顔もしわしわ、シミだらけ。

そして何よりも、記憶力が急激に低下してきています。

 

あの知力に溢れた格好良いイメージのホームズが、老いによって、着ているシャツの袖に

相手の名前をメモらないといけない程に、よぼよぼ状態なのです。

 

また、ワトソン君も、兄マイクロフトも、ハドソン夫人も先に亡くなっているため、

93歳のホームズは孤独とも闘っています。

 

彼の偉大さをわかっていない家政婦には疎まれて雑に扱われるし…。

 

私の中のホームズはいつだって格好良かったので、こんな切ない姿を見る時が来るとは思いもしませんでした。

 

老いや孤独に対峙するホームズを描くなんて、斬新ですよね。

 

こういった作品が作られるのって、人々がシャーロック・ホームズを実在の人物として捉えていることの証拠な気がして、

大変面白いと思います。

 

武闘派押しのホームズを描いたロバート・ダウニー・Jr主演の映画は、私はアクションが好きではないため

アクションシーンの途中で眠ってしまったのですが、この『Mr.ホームズ』は興味深く観る事ができました。

 

そんなおじいちゃんホームズが冒頭で持ち歩いているのは、なんと風呂敷で包まれた荷物です。

 

「ホームズが日本の風呂敷使ってる!萌え!」

 

と思って見ていたところ、真田広之も出てきて、「リベンジ以外でも頑張っているんだなー」なんて思ってたら、

この作品には日本が割と出てくるんだとわかりました。

 

年老いたホームズが、過去に自分が関わった事案には表面上は解決しても見えない所に悲しい事実が隠れていたんだ、

と痛感するあるエピソードに関わってきます。

 

残念だったのが、描かれている日本になんとなく「中国」感があったこと。

 

監督は日本と中国のイメージが少し混ざっちゃってるのかな?という感じでした。

 

ホームズが、自分の記憶が失われる、もしくは死んでしまう前までに

絶対にちゃんと思い出して文章にしておきたいと思い執筆に奮闘するのが、

ケルモット氏から依頼された彼の妻アンの事件です。

 

これは、名推理で真相を解明しても、

そこには必ずしも幸せな結末があるわけではなく、更なる悲劇を引き起こす事もあるのだ、

ということをホームズが思い知らされた事件。

 

きっと無意識的に心の引き出しの二重底にしまって思い出さないようにしていたのでしょう。

 

しかし皮肉にも、記憶力がどんどん低下していく中で

その事件を思い出すことになります。

 

ちなみに、上記の事件にはアルモニカというとっても気になり

一度弾いてみたくなる楽器が出てくるので注目です。

 

あと、この作品でホームズは田舎で養蜂をして暮らしているのですが、

それは本家本元の小説でも彼の晩年の過ごし方として書かれていた事なので、

その様子を映像で見られたのは嬉しかったなと思います。

 

また、家政婦の子供ロジャーが"お子ちゃまワトソン"みたいな感じで大変可愛かったので、それもお楽しみに。

 

シャーロック・ホームズものなのに、老い、死、孤独、後悔、についてをテーマにした珍しい作品。

見逃さないようにしてください。

 

ぜひ!