番組やCM、MVなど、たまたま見た映像の中から「真似したいな〜」と思う素晴らしい
映像手法をゆるく紹介するブログです。
今回はNTTが研究開発している最新伝送技術「Kirari!」(キラリ)です。
「Kirari!(キラリ)」
NTTが研究開発している伝送技術「イマーシブテレプレゼンス技術Kirari!」とは、競技空間や舞台空間をまるごとリアルタイムに
日本国内はもとより世界へ映像音声を配信することを目指す超高臨場感を創出する最新テクノロジーのこと。
「Kirari!(キラリ)」の超高臨場感とは、競技の選手や舞台に出演している演者の映像や音声だけではなく、
選手や演者の実際にいる空間や環境の情報も伝送。そしてプロジェクションマッピング技術等で、音声とともに3Dで再現する技術のこと。
現在、テレビやパブリックビューイングでスポーツや様々な舞台が観戦されますが、平面のディスプレイでの臨場感には
限界があるということで。そこで「Kirari!(キラリ)」は「あたかも競技会場、ライブ会場にいるかのように競技や舞台を世界の
どこでもリアルタイムに体感できる」ということがウリになっている。
遠隔地にいる世界中の視聴者は、まさにその現場にいるような、目の前でそのリアルな空間を体感できるということだそうです。
具体的にどういう技術なのか?まず被写体の座標・形状を実際に行われている会場でリアルタイムに計測して被写体を実物大で
切り出して伝送。さらに被写体以外の映像空間や音響空間などは、伝送先の環境、再現空間の情報に基づき、自動的に再構成するための
情報を算出。被写体を立体的に見えるように投影し、さらに被写体以外の情報を背景に投影することで被写体が三次元的に浮かび上がって
いるように再構築するといこと。さらに音響空間は、映像と音源が一致するかのような音源定位を実現し、再生会場のどの位置にいても、
観戦、鑑賞者が高い臨場感を得られるということです。
ドワンゴが主催する「ニコニコ超会議2016」で初音ミクと中村獅童の共演した「超歌舞伎」でもこの「Kirari!(キラリ)」の
技術が演出に採用され、大きな話題となった。
超歌舞伎
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