映像制作の求人を見極める3つのポイント(演出・ディレクター篇)

    毎年多く若者たちが夢を抱き映像業界にチャレンジしますが、3年以内に

    ほとんどの方が去って行きます。

     

    その原因は制作会社を間違えたからです。

    ・辛いだけで面白くない。

    ・才能を生かせない。

    ・育ててもらえる環境がない。 など・・・

     

    そこで、映像制作の求人を見極める3つのポイントを紹介します。

     

    ①幅広いジャンルの映像制作に携わっているか?

    ②社員でディレクターが何人在籍しているか?

    ③最初の1本を担当できるか?

     

    ①幅広いジャンルの映像制作に携わっている会社か?

     

    あなたは、どんな映像に興味が有りますか?

    映画やドラマ、CM、ミュージックビデオ、テレビ、企業PV。(*今回は専門分野である編集、撮影、CGは省きます)

     

    実際に求人を行っているのはテレビと企業PV業界のアシスタントディレクターがほとんどです。

     

    CM業界で募集している大半はプロダクションマネージャーです、演出とは別の職種なので

    ディレクターへの道はほとんどありません。

    ディレクターに一番近い業界はテレビと企業PVです。企業PVは比較的早い段階でデイレクターに

    昇進できますが能力的にCMやテレビの演出ができない方が多いです。

     

    テレビ番組は、休めない、寝れないが当たり前の厳しい業界ですがアシスタントディレクターを根気強く

    努めれば必ずディレクターへの道は開けます。演出技術も高く多ジャンルの映像演出が可能となります。

     

    では、どのような映像制作会社を選べば良いのでしょうか? 制作会社も得意不得意がありますので

    バラエティー、ドキュメンタリー、報道、音楽など、自分がやりたいと思う業界の会社を選ぶことです。

     

    進む道に迷っているなら多ジャンルの制作実績がある会社で、さまざまな映像を学んでから将来の方向性を決めることをお勧めします。

     

    ②社員にディレクターが何人在籍しているか?

     

    制作会社にはテレビ局などにスタッフを派遣している会社もあります。

    派遣先では圧倒的にアシスタントディレクターが不足しているためデイレクターを育てるという目的はありません。

    しかしテレビ局などレベルの高い制作現場で学べますので将来的にはその経験が生かせるときが必ず来ます。

     

    社員ディレクターが在籍している制作会社は社内制作案件が多く教育環境が整っている可能性が高くなります。

    面接の際には何人ディレクターが在籍しているか、教育環境はどうなっているのか、必ず確認をしましょう。

     

    ③最初の1本を担当できるか?

     

    例えばミュージックビデオの監督を目指している場合、求人は有りません。CMの監督も求人はありません。

    ではどうすればいいのでしょうか?

     

    ミュージックビデオやCMの監督は指名がほとんどで、実績が決め手となります。

    ミュージックビデオであればレコード会社やアーティストが認める実績です。

    では求人元の制作会社では最初の1本を任せてもらえるのか?

     

    デイレクターを育てる際に最も重要なことは小規模の制作案件を抱えているかなのです。

    若手アーティストのミュージックビデオや小規模のCMなど予算が少ない案件では

    制作会社の信用で監督を選出できるので新人デイレクターには大きなチャンスです。

     

    最初の1本が無ければデイレクターにはなれません。就職する制作会社を決める際には小規模の案件にも目を向けます。

     

    これらのポイントを踏まえ求人の詳細を確認しましょう。