知っておくと面白い映画知識

    こんにちは。今日は箸休め的に、知っておくと面白い映画の知識を

    ご紹介させていただきます。

     

    今回はアメリカの映画の脚本についてお話ししたいと思います。

     

    世界で最も大き映画産業の国、アメリカ。

    アメリカでは世界中で大ヒットを飛ばす映画が毎年のように作られています。

     

    「面白い脚本の書き方の法則でもあるのか?」と問われたら答えはYESです。

     

    ハリウッド映画の大半はある構成に沿って作られ、さらにとある3つの要素が

    含まれています。

     

    □三幕構成

    「三幕構成」と呼ばれるシナリオ構成方法があります。

     

    だいたい2時間の映画だとしたら

    第一幕:約30分

    第二幕:約60分

    第三幕:約30分

    に分けて展開します。

    第1幕は事件の発生・状況説明・動機付けで構成されています。

     

    舞台はどこで、主人公はだれで、何が起こって主人公がなぜそれを解決せねばならないかということを描写します。

    第1幕は短ければ短いほどいいと言われています。

     

    今の客と昔の客では「話の処理速度が違う」と言われており、

    早々に展開させないと客が飽きてしまうと言われているためです。

     

    第2幕は葛藤や対立で構成されます。

     

    事件解決や真相究明に動いてた主人公のもとに次から次へと問題が起こります。

    その中で主人公は乗り越えたり壁にぶつかったりします。

     

    第2幕は「5分に一回話を転がせ」という格言があるほど展開を激しくします。

    そして第2幕の半分、2時間映画のだいたい半分の地点で物語を急転回させます。

     

    文字通り、話を大きく切り替えます。

    例を挙げると「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で過去にタイムスリップしたマーティーが現代に帰る方法を見つけるが

    その過程で過去が大きく変わってしまったことが判明するというところがミッドポイントになります。

     

    第3幕は結末と解決で構成されます。

    様々な問題が収束し、主人公が問題を解決させるために最大の難関をクリアさせます。

     

     

     

    □黄金律

     

    上記の構成をもとに話を作り、下の要素を加えいれます。

     

    ①何かが欠落したあるいは失った主人公

    例:娘を失った主人公など

     

    ②主人公が何としてもやり遂げなければならない険しい目標

    例:最愛の娘の救出

     

    ③障害を数多く存在させる

    例:テロリスト・親・いじめっ子など

     

    以上が(大雑把ですが)ハリウッドの脚本術の基礎になります。

     

    だいたいの映画を時計片手に観るとだいたいこの時間通りになっています。

    もちろん上の構成に当てはまっていても面白い作品は数多く存在します。

    重要なのはこの構成を感じさせないような話運びや説得力(リアリティ)が必要なのです。

     

    最後によくできている三幕構成の映画を紹介します。

     

    ゴーン・ベイビー・ゴーン

     

    2007年アメリカ

    監督 ベンアフレック

    脚本 ベン・アフレック

       アーロン・ストッカード

    ベイマックス

     

    2014年アメリカ

    監督 ドン・ホール

             クリス・ウィリアムズ

     

    脚本   ジョーダン・ロバーツ

             ドン・ホール

    或る夜の出来事

     

    1934年アメリカ

    監督   フランク・キャプラ

    脚本   ロバート・リスキン