Final Cut Pro X 使い方 #19「タイムコード/フレームレート」

    こんにちは、Final Cut Pro Xを担当させて頂いているものです。

    ここではブログテーマでもある映像制作に欠かせないソフトの一つである

    Final Cut Pro Xの基本的な使い方について書かせて頂いております。

     

    前回はバックグラウンドレンダリングの動作環境について説明させて頂きました。

    今回はFinal Cut Pro Xのタイムコード、フレームレートの設定について説明させて

    頂きます。

    フレームレートの設定は前回説明させていただいたレンダリングの設定画面と同じ

    場所にあります。

     

    ここで決められた規格にフレームレート(レート)が設定できます。

    またフレームレートの設定で24pやら、29.97pやら30p、59.97p、60pなどが出てきますがこれは別の機会に説明させて下さい。

    ここで29.97pを選択すると「ドロップフレーム」という単語が出てきますが、これも今回は説明を省略させて頂きます。

     

    フレームレートの違いとドロップフレーム、2つともとても大事な概念ですが、これを説明するとかなり時間がかかります。

    簡単に言うと、映画は24p、テレビは29.97pで、Web動画(YouTubeなど)は30pと覚えてもらえれば大丈夫です。

    これは本当にざっくりと言っているので、

    詳しく知りたい方は「フレーレート  fps」や「フレーレート テレビ」など検索して調べてみて下さい。

    詳しく書いてくださる方がいるのでそちらで確認してみて頂けたらと思います。

    Final Cut Pro Xの新たなバージョンではフレーム

    レートの設定時に、タイムコードの設定もできる

    ようになりました。

     

    今までは00:00:00;00(〇〇時:〇〇分:〇〇秒;〇〇フレーム)でしかできなかったのが今回の

    バージョンから設定できるようになりました。

     

    今さらなぜこのような設定ができたかというと…、

    これは推測ですが、Final Cut Pro Xの使いづらい

    という評判を受けての変更だと思います。

     

    (バージョンアップされてもまだまだ批判は多い

    らしい…)

     

     

    もともとFinal Cut Pro Xがリリースされたのはデータ化が進んだ時代に伴ってWeb動画などに移行していき、それに特化した編集ソフトをリリースするというのがあったみたいだったのですが、時代はまだまだテープレスが進んでおらず多くのテレビ局では未だにテープが

    使われています。

     

    なので、業界ではFinal Cut Pro Xが浸透せずアップルのサポートが切れているにも関わらずFinal Cut Pro 7が使われているのはそういう

    背景があると思います。

     

    ぶっちゃけて言うと、7の方が使いやすいということですね。

    他にもXではなく7が使われている理由はたくさんありますが…。

    と、話が脱線したので元に戻すとXではタイムコードを設定できます。

     

    タイムラインを58分から始めたい時は00:58:00;00と入力するだけです。

    00:58:00;00と設定したタイムラインを書き出したからといって頭は00:58:00からは始まらないので心配せずに。

    ファイルは00:00:00からスタートです。

     

    以上で今回のフレームレートとタイムコードの設定の説明を終わらせて頂きます。