近年スタンダードになってきた広告に、インストリーム広告というものが
あります。どんなものか、わかりますか?
インストリーム広告というのは、動画サイトで動画を再生しようとすると
出てくる広告のこと。
最近は、YouTubeで何か見ようとすると、たいていお目当ての動画の前に画面で
15~20秒ほどのPR映像が流れますよね。アレのことです。
YouTubeだけでなく、今秋(2017年)からはLINE LIVEやTwitterにも取り入れられ
ることが発表されました。
インターネットでの広告というと、以前は、ウェブページに画像や文字が貼り付けられておりそれをクリックするとその商品サイトに
飛べる「バナー広告」が主流でした。しかし近年は更に効果が期待できるインストリーム広告の人気が高まっているのです。
インストリーム広告は、まず、大きな画面で音声やテロップ付きの動画を流せるので、静止画や文字だけの広告よりも効果的。
更に、本編動画を見る人の年齢や性別、キーワードや趣味嗜好、地域などに合わせて広告動画を出す事ができるので、無闇に広告費を
使うことなく、ターゲットを絞って宣伝することができるのです。
そして、本編動画の視聴者に対して(言い方は良くありませんが)ほぼ強制的に見せることができるのも強みです。
ただし、必ず広告動画の全てを見てもらえるわけではありません。
インストリーム広告にも種類があり、プレロール、ミッドロール、ポストロールと呼ばれてる三種類がメインです。プレロールは、
目当ての動画の再生前に流れるもの。これには、広告動画を最後まで見ないと本編動画が再生できないタイプのアンスキッパブル(またはノンスキッパブル)と、広告内容に興味が無ければスキップできてしまうタイプのスキッパブルがあります。
ミッドロールは再生の途中で流れるもの。その広告を見ないと先に進めないため、視聴されないという可能性は低くなります。
ポストロールは再生が終わった後に流れるもの。本来見ようとしていた本編動画の邪魔にならないため視聴者から疎まれることはないものの、それ故に、本編後も続けて見てもらうための工夫が大事になってきます。
近年は、人々がテレビを見なくなったと言われています。それはイコール、テレビCMを見てもらえる機会も減少しているということ。
ところがインターネットで動画を見る人は増えていると感じます。インストリーム広告は、それに合わせて主流になりました。広告の形も、時代に合わせてどんどん変化しているのです。
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