AfterEffectsの使い方 #5「素材の動かし方」

    今回も「素材の動かし方」です。

    動画制作で実際にアニメーションとして動かす過程について書いていきます。

     

    ◆    実際にアニメーションをつける方法

     

    [1] 前回同様に素材を読み込み、「トランスフォーム」の項目を開きます。

     

    今回は「位置」の項目にアニメーションを付けます。

    アニメーションの開始位置に、素材を移動させます。

    [2] まずは、アニメーションの「始まりの位置」を設定します。

     

    「位置」の左隣にあるストップウォッチのマークを一度クリックします。

     

    そうすると、青い◆(キー)がタイムライン上に表示されます。

    これで、アニメーションの始点が設定できました。

    [3] 次は、アニメーションの「終点の位置(アニメーションの動きの終わり)」を設定します。

     

    まず、タイムライン上にあるインジケーターを、右方向へドラッグします。

     

    今回は参考として、一番端にインジケーターを持っていきます。

    [4] 終点にしたいところにインジケーターを移動できれば、トランスフォームの「位置」の数値を変更します。(今回は右方向に横移動)

     

    少しでも数値が変動すると、もう1つ青い◆が表示されます。

     

    始点の◆から終点の◆の間をアニメーションで動くように設定できました。

     

    実際に動きを確認する時は、「エンターキー」を一度押します。

    すると、先ほど動きをつけた画像がループして動きます。もう一度エンターキーを押すと、動きが停止します。

     

    ここで確認して、思い通りに動けばアニメーションの動画制作は完了です。

     

     

    次に、動画制作のアニメーション作成の際に、知っておくと便利なツールをひとつご紹介します。

     

    ◆ 「アンカーポイント」

     

    アンカーポイントとは、動きの「軸」になる点のことです。

     

    通常このポイントは、読み込んだ素材の中心に設定されています。

    この軸となるアンカーポイントの位置を変更することによって、すこし違うモーションをつけることもできます。

     

    ここでは、「アンカーポイントの位置変更方法」について少しだけ記します。

    [1] 素材を読み込んだ後、左上のツールボックス内アイコン(画像参考)を選択します。

     

    これを選択することによって、素材の位置を動かさずに、アンカーポイントだけを変更することができます。

     

    [2] そのまま対象の画像を選択し、画像中央にある丸い点(アンカーポイント)を好きな場所までドラッグします。(今回は左上)

     

    これだけで、アンカーポイントの位置を、左上に変更することができました。

     

     

    アニメーションの動かし方は多種多様で、映像制作時に悩みどころではありますが、気に入るものができた時には嬉しい気分になります。

     

    色々試してみてください!