IllustratorとAfter Effectsを使って映像制作 #2「バウンス」

    みなさんこんにちは、

    映像業界に勤める新人のマサです。

    今回のアニメーション映像制作は「バウンス」についてご紹介します。

    ボールが跳ね上がるアニメーションを作成します。

     

    ●セッティング

    前回、紹介したブログ「IllustratorとAfter Effectsを使って映像制作」の

    「歩く」で紹介した読み込み方法でIllustratorへ作成したファイルを読み込みます。

    ※読み込み方法がわからない場合はぜひ、ブログ「IllustratorとAfter Effectsを使って映像制作」をご覧ください。

     

    ボールのアンカーポイントは中央下に設定してください。

    そして台の部分はIllustratorの素材になっていますが、シェイプレイヤーに変更します。

     

    レイヤーの変更は選択したレイヤへ右クリックで「作成」→「シェイプ作成」して元のレイヤーを消しましょう。

     

    元のIllustratorの素材は使用しないので削除します。

    ●キーフレーム

     

    キーフレームでアニメーションを作成していきます。

     

    ボールの「位置」を設定します。0フレーム目に最初の位置 14フレームで地面に着地する位置にボールを持っていきます。

     

    この時「台」の中心あたりにボールの縁と合わせます。そして、15フレームに14フレームの位置をコピーします。

     

    29フレーム目に最初と同じ高さにします。最初と最後のキーフレームの「イージーイーズ」をかけます。

    右クリックでキーフレーム速度を表示し、「影響」を80%に設定します。再生するとボールがバウンドするアニメーションができます。

    ●ボールの伸縮の動き

     

    続いてボールの「スケール」からボールの伸縮を表現します。

     

    まず、X、Yを別々で設定できるようにリンクを外します。

    14フレーム目の台に着地する前でXの値が80%、Yの値が120%に設定しましょう。

     

    そして、台に着地した瞬間にボールが潰れるのでXの値が130%、Yの値が70%に設定しましょう。最後のキーフレームは最初の値を

    コピーし,「イージーイーズ」をかけます。これで伸縮するアニメーションが完成です。

    ●台のアニメーション

     

    まず、パスのアニメーションを作成していきます。

     

    「コンテンツ」→「グループ1」→「パス1」にキーフレームを打っていきます。

    ベジェ曲線が出ていなければ、頂点切り替えツールで台の両端をクリックして表示させます。そうすると、台を曲げることができます。

     

    これでボールの体重で曲がる台のアニメーションを作ります。

    ボールが着地する寸前までは最初のキーフレームの値と同じで設定します。

     

    そして、着地動作のある14フレーム、15フレームをお好みで曲げていきます。

    この時、ボールの位置も再調整しましょう。

     

    ここから2フレームごとに台を曲げていきます。

     

    17フレーム目はボールの位置に合わせてバーを曲げます。19フレーム目は14フレーム目をコピーしましょう。

     

    21フレーム目は17フレーム目より少し抑えた角度にします。

    このように徐々に角度を押さえて、27フレーム目で真っ直ぐになるように設定すれば、

    台の上をバウンドするボールのアニメーションの完成です。

    作業工程は以上です。皆さんぜひチャレンジしてみでください。