【2020年版】AfterEffectsの使い方 #3「パーティクルエフェクト」

    今回は「パーティクルエフェクト」について書いていきます。

    AfterEffectsの花形エフェクトで、映像制作の勉強していると挑戦したくなるエフェクトです。

     

    ◆パーティクルエフェクトとは

    簡単に説明すると、「光の粒」のエフェクトのことです。

    この「光の粒」を応用して、花びらや羽を降らせるエフェクトを作成することもできる、万能なエフェクトです。

    基本的な使用方法について書いていきます。

    作成方法

     

    [1] 上部メニューから、レイヤー>新規>平面 を選択し、新規の平面レイヤーを作成します。


    今回は黒い色の平面を作成しましたが、平面の色は何色でも問題ありません。

    平面の大きさも、コンポジションの大きさと同じか、少し大きいくらいに設定しておくと、不自由なく作業できます。

     

    [2] 平面レイヤーに、パーティクルエフェクトを割り当てる。

    上部メニューから、エフェクト>シミュレーション>CC Particle World を選択します。

    平面レイヤーにエフェクトを割り当てた後、キーボードのスペースキーを押すと、動くパーティクルエフェクトを確認することができます。

    エフェクトが割り当てられたのを確認した後は、パーティクルの分量や色などの設定を行っていきます。

     

     

     

    [3] エフェクトの調整

    調整する項目は、大きく分けて6つあります。

    Grid&Guides

     

    ここは、パーティクルにとっての地面の大きさや角度を変更する箇所です。

    最終的なパーティクルの見え方には影響しないので、個人的には特にいじらない項目です。

    Birth Rate

    パーティクルの分量を調整する項目です。

    0にするとパーティクルが出現しなくなり、数値を大きくするごとに、パーティクルの分量が増えて、密度の濃いエフェクトになります。

    Longevity(sec)

    パーティクル一粒の寿命を調節する項目です。

    数値を大きくすると、軌道の長いエフェクトが作成できます。

     

     

    Producer

     

     

    ・「Position」は、パーティクルの出現位置を調整する項目です。

    ここでキーフレームアニメーションを設定することによって、画面上を動き回るパーティクルを作成することができます。

    ・「Radius」は、エフェクトの出現する面積を調整できます。

    広い範囲にパーティクルを降らせたい場合は、ここの数値を大きくします。

    Physics

    パーティクルの動きの全体像を調整する項目です。

    まずはじめに、「Animation」の右側にある、「Explosive」をクリックして、

    パーティクル全体のベースとなる形を選択します。

     

    その後、パーティクルの速度や重力などを調整し、見せたいアニメーションに近づけていきます。

     

     

    Particle

    パーティクルの、粒の色や形を調整する項目です。

    「Particle Type」の右側にある「Line」をクリックすると、形状のパターンが表示されます。

    この中に好みのものがない場合、フリー素材などを読み込んで、それをパーティクルの粒の形状として見せることも可能です。

     

     

    Extras

    パーティクルのカメラ位置を変更する項目です。

    カメラ位置を変更することによって、作成したパーティクルを、遠目から見たり、パーティクル内部から撮影したように

    見せることができます。

     

    パーティクルエフェクトの基本については以上です。

     

    次回は、このパーティクルエフェクトの実践編について書いていきます。