インフォグラフィックスの作り方 #1「円グラフのアニメーション」

    アニメーション動画の作り方「インフォグラフィックス#1」

     

    みなさんこんにちは、

    今回は「インフォグラフィックス」で使われる映像制作方法を

    ご紹介します。「インフォグラフィックス」はデータや情報をわかりやすく

    視覚的に伝える手法の一つです。

    シンプルな映像なので外国人にもわかりやすく伝えることができ、施設の

    案内動画や企業紹介動画などに使われます。

     

    最近ではオリンピックの影響で需要も高まっています。

    今回はその「インフォグラフィックス」によく使われる円グラフの

    アニメーションの制作方法をご紹介します。

    ●円グラフの作成とエフェクト

     

    まずはシェイプレイヤーでベースになる円を作成します。さらに、その円をコピーして「エフェクト」>「トランジション」>

    「放射状ワイプ」でエフェクトを追加します。

    「放射状ワイプ」の「変換終了」のパーセンテージを変更するとワイプを操作できます。

    この時「ワイプの中心」は円の中心に来るようにしましょう。

    ●描画設定

     

    円グラフの割合が見やすいようにアウトラインをつけます。

    右クリックで「レイヤースタイル」>「境界線」を選択するとアウトラインがつきます。

    この時、ベースの円形の線からアウトラインがはみ出てしまうので「位置」を「内側」に設定しましょう。

    ●ワイプの方向

     

    ワイプの方向が時計回りなので、このままでは0%>100%にグラフが上昇するアニメーションができません。

    「ワイプ」を「時計回り」から「反時計回り」に設定しましょう。

    ●グラフのアニメーション

     

    実際にグラフを動かしていきます。

    0フレームから「変換終了」を100%にしてキーフレームを打ちます。

    そして25フレームで任意のパーセンテージのところへ「変換終了」を調整します。

    作成するグラフの順番はレイヤーを重ねていくので、小さい割合の項目から作成するのが良いでしょう。

    一つグラフが完成したら複製して、先ほどを同じように25フレームのところに「変換終了」を調整すればグラフが完成します。

    ●工夫してみよう

     

    ここでグラフの簡単な動きができましたが、三つの割合が一緒に動くので見応えがありません。

    3フレームほどずらすと段階状に動く円グラフができます。

    以上が円グラフのアニメーションの制作方法です。これに各割合の名称を追加してテキストアニメーションを行なったり、

    立体的に円グラフを作成したり、関連するアイコンでアニメーションを制作するとより面白いアニメーションが作成できます。

     

    次回は「インフォグラフィックス」からパスと数字のテキストアニメーションを紹介します。お楽しみに!