インフォグラフィックスの作り方 #2「棒グラフのアニメーション」

    みなさんこんにちは、

    今回は前回に引き続き「インフォグラフィックス」で使われる映像制作の

    方法をご紹介します。

    今回は「インフォグラフィックス」によく使われるパスのトリミングを

    使った棒グラフのアニメーションとそれに連動したテキストアニメーションの動画制作の方法をご紹介します。

     

    ●棒グラフの作成とパスのトリミング

     

    まずは、シェイプレイヤーで棒グラフのベースになる線を作成します。

    アニメーションではこの線からグラフがニョキニョキと伸びる

    アニメーションを作ります。

    まず、シェイプレイヤーを追加して棒グラフを作成します。

    この時、「長方形ツール」で作成するのではなくペンツールで1本の線を作成します。線が描けましたら線の太さを調整しましょう。

    次にパスのトリミングを行います。

     

    「コンテンツ」>「追加」>「パスのトリミング」を選択して終了点を0にします。

     

    20フレームにキーフレームを打ち、40フレームに100%でキーフレームを打ちます。

     

    これで棒グラフがニョキニョキと伸びるアニメーションができます。

    前回紹介した「境界線」(「右クリック」>「レイヤースタイル」>「境界線」)を加えるとより見えやすいグラフができます。

    ●棒グラフ完成

     

    出来上がった1本の棒グラフをコピーしてグラフを作っていきます。

    もちろん同じ色の動きでは、味気がないので項目ごとに色付けや3フレームずつアニメーションをズラして見栄えよくしましょう。

    ●テキストアニメーション

     

    続いてテキストアニメーションです。

    今回は棒グラフの上昇と連動して数値が上がるアニメーションを行います。

     

    テキストを入力したら「エフェクト」>「エクスプレション制御」>「スライダー制御」を選択します。

     

    レイヤーにエフェクトがついたら「テキスト」>「ソーステキスト」と「エフェクト」>「スライダー制御」>「スライダー」を

    リンクさせます。

    これで「スライダー」の数値を連動させればテキストの数値がカウントされます。

    20フレーム目を0にして、40フレーム目をグラフの値にしましょう。

     

     

     

     

     

     

    この時、数値のカウントは小数点以下も表示されるので

    「ソーステキスト」>「エクスプレション:ソーステキスト」からMath.floor(effect("スライダー制御")("スライダー"))を入力します。

     

    これによって整数でカウントされるアニメーションができます。

    さらに、テキストの位置を20フレーム目にグラフの底、40フレーム目をグラフが上がりきったところに位置に置きましょう。

    最後にテキストを書くグラフごとにコピーして、数値、位置、数値の変動のタイミングをずらせば棒グラフのアニメーションの完成です。

     

    次回の動画制作はアイコンを使ったアニメーションをご紹介します。お楽しみに!