ライブ配信の企業における有効性

    コロナ禍において、人が集まることを避ける傾向が今なお続いて

    います。

    これまで行ってきたイベントや展示会、総会などを実施する

    ことが難しくなり、それを解決するべく今、企業でもライブ配信を行うことが増えています。

    ライブ配信は動画制作では準備やノウハウが大きく異なります。

    今回はライブ配信を行う際のポイントをご紹介したいと思います。

     

    □ライブ配信のメリット・デメリット

     

    <メリット>

    リアルタイムの配信なので、視聴者のコメントなどの反応も

    すばやく応えられ双方向のコミュニケーションがスピーディーに

    行えます。

    またパソコンやスマホから視聴ができ、視聴者にとっては場所を選ばず、見ることができます。

    そのほかに、会場の予約や準備の手間や編集の手間が省けます。

     

     

    <デメリット>

    一発勝負なので、事前準備を入念にする必要があります。

    出演者のトークスキルやコメント力が求められます。

    また機材トラブル、ネットワーク環境によるトラブルなども起こった場合どうするかなどの

    想定も事前にしっかり行う必要があります。

     

     

    □ライブ配信の活用事例

     

    ・自社イベント

    記者会見や新製品発表などの自社イベントをライブ配信することで、これまで足を運ぶまでいかなかった人も気軽に見られるため、

    多くの人を取り込むことが可能です。

     

    ・セミナー、株主総会

    Web上で行うセミナーなども多く行われるようになりました。

    参加者の質問などのやりとりしやすく、ライブ配信に適しています。

    またセミナーも株主総会も通常は広い会場などが必要でしたが、配信で行う場合はその必要もなく、予約の手間、

    設営のコストなどが抑えられます。

     

    ・採用説明会

    ライブ配信での採用説明会はオンライン面接と同様に企業と求職者の双方の負担を減らせる点で導入する企業が増えています。

     

    ・社内でも

    朝礼や研修など社内むけのことでも活用できます。

    在宅勤務など顔を合わせなくなった環境や、複数拠点をもつ企業でもライブ配信を通して意思統一が可能です。

     

    □ライブ配信用のプラットフォーム

    ライブ配信用のプラットフォームは、有料・無料があります。

    プラットフォームによって機能や対応人数が異なるため、規模や目的に合うものを選ぶ必要があります。

     

    <主なプラットフォーム>

    YouTube Live

    Zoom

    TwitCasting Live(ツイキャス)

    インスタライブ

    ニコニコ生放送

    など

     

    □ライブ配信に必要な機材設備

     

    ライブ配信では配信デバイスやインターネット回線に高い性能が必要です。

     

    ・撮影機材

    ビデオカメラ、三脚、マイク、照明など

     

    ・配信用サーバーor配信用プラットフォーム

    自社サーバーで行う場合、ネットワークの安定性やセキュリティ、他業務への影響も考慮する必要があります。

     

    ・インターネット回線

    無線より有線のほうが安定します。配信を安定させるために、可能であれば配信用の回線は別途準備すると安心です。

     

    ・ライブエンコーダー

    カメラで撮影した映像をパソコンに取り込み、配信可能な形式に変換するためのソフトです。

    有料のもの、無料のものがあります。

    いかがでしたか。

    今後も従来のセミナーやイベントに戻りつつも、ライブ配信も並行して行われるコンテンツだと思います。

    ぜひライブ配信を活用し、自社のマーケティングなどに活かしてください。