CP+(シーピープラス)

    CP+(シーピープラス)

    CAMERA&PHOTO IMAGING SHOW 2023

    簡単に言うとカメラの展示会で、Inter beeよりはライトで、

    アマチュアや一般の方でも触りやすい展示が多い印象です。

    ムービーよりはスチールの比重が強いような印象もあります。

    4年ぶりにオフライン開催ということで少しずつ日常が戻ってきている気が致します。現地には行けていないのですがオンラインイベントのアーカイブがいくつかあり、それらを見漁っていました。アーカイブの内容も初心者向けが多いので気軽に見られるものが多いのでおすすめです。

     

    今回は今も見れるイベントのアーカイブから皆様に進めたいものをいくつかチョイスしました。

    アーカイブはCP+のYoutubeチャンネルからどうぞ。

    1.ポートレートムービーのはじめかた

    登壇者:小野祐樹

    元々はフォトグラファーとしてここ2-3年で映像も始められた方だそうです。

    最近そういう方、増えた気がします。

    フォトグラファー出身の方は色にこだわったり、画が綺麗な方が多いような気がします。(個人的見解ですが)

     

    内容としては

     

    ポートレートムービーって何?

    ポートレートムービーの特徴

    ポートレートムービーにおすすめの機材

    その他あると良いアイテム

    ポートレート撮影時のカメラの設定

    ポートレートムービーの撮影方法

    ポートレート撮影時のカメラの設定

     

    これからポートレートを撮ってみたい、でもどんな機材が必要なのかわからない!

    という方に向けた分かりやすい内容でした。

    基礎的な内容ではありますがどれも知っておくべき知識です。

    また撮影のときに意識すべきこともとても為になる内容です。

    是非これから始めたい方に見てほしい内容です。

     

    2. 8Kで動画を撮る意味

    登壇者:鈴木 佑介

    フリーランスの映像作家の方で、RODE / NANLITEの日本公式アンバサダーだったり、DPということでカメラ周り、

    照明周りの知識も非常に優れた方です。

    今回個人的にすごく為になった講座でした。

     

    内容としては8Kで撮れるカメラが富士フィルムから登場し、

    そちらを使ってショートフィルムを撮ったときに感じたことを説明してくれています。

    使用したカメラは2022年9月29日に発売した「X-H2」。

    ミラーレスカメラサイズながら8K30P記録に対応している。

    ボディが26万程度。この小さいサイズで8Kが内部収録できるカメラが登場してしまったか!と思いました。

    (夏の暑さを乗り越えられるかちょっと気になる。)

     

    鈴木 佑介さんがそのカメラを使用して撮ったショートフィルムが以下になります。

    鈴木佑介×X-H2 8Kショートフィルム「Detail in Life」/富士フイルム

     

    講義の中でも触れていましたが8Kは情報量が段違いに多い。

    肉眼で見る情報量により近く感じた。

    だからカット割りがいらなくなり、引きの1カットを長めに見せても見れてしまうとのこと。

    実際に映像を見てみると細かいディティールも表現させていて、とても綺麗です。

    また、実際の納品がHDの場合は400%まで劣化せずにズームが可能になる。

    とんでもない。

    と同時に8K時代に備えて準備をしていかないと鈴木さんは警鐘も鳴らしている。

     

    高画質が故に画のバレに今以上の注意を払わないといけないという。

    フォーカスも、照明も、高画質になればなるほど気になってしまうものが増えてしまう。

    それらをミスすればせっかくの8Kが足枷になってしまうこともあるだろう。

    また、カット割りをしなくてもいい分、1カットでの演出もより気をつけないといけない。

    ローリングシャッターの関係で動かすカットは正直きついという意見も述べられていたので、

    FIXでも画が持つ演出を考えないといけない。

    とはいえ、圧倒的な映像美、新たな表現方法を求めるクリエイターには是非挑戦してほしいと思った。