Photoshopテロップの作り方

    今回は、Photoshopでテロップの作成方法の基本を紹介します。

     

    <テロップ作りの基本>

    ◆テキストツールについて

    ①主に使用するのは、『テキストツール』と『レイヤースタイル』です。まずテキストツールを選択し、画面の上を一度クリックして、文字を入力します。

     

     

    ②【文字ツール】を使用し、フォントを選び、サイズや文字間隔などを調節します。

    【文字ツール】がPhotoshop画面上に表示されていない場合、

    上部メニューバー>ウインドウ>文字 を選択すると、【文字ツール】が表示されます。

    ③フォントについて

    フォントの種類の大きな括りとして、「ゴシック体」「明朝体」の2つがあります。

    ゴシック体は、文字の太さが均一なフォントです。

    太い文字になるほど、どっしりとした雰囲気になります。

    また、明朝体と比べると視認性が高いものが多いです。

    マイナス点は、フォントを使う状況によっては、固いイメージを与える可能性があることです。

     

    明朝体は、太さが均一でなく、文字の要所要所が太くなっていて、静のゴシック体と比べると、こちらは動きを感じるフォントです。

    文字を太くしても詰まった見え方になりにくく、すっきりとしたイメージを与えて、読みやすいのが利点です。

    マイナス点は、状況によっては、見えづらくなる場合があることです。

     

    その他、手書き風フォントや筆文字、ポップなもの、おしゃれなものなど、

    誰でもフリーでダウンロードできるものだけでも、数えきれないくらい無数にフォントが存在します。

    作りたいものの雰囲気に合わせて、自由に選んでください。

     

    ◆レイヤースタイルについて

    テキストツールで打ち込んだ文字が、レイヤーパネル上に表示されているのを確認します。

    作成した文字のレイヤーをダブルクリックすると、【レイヤースタイル】が出てきます。

    項目を簡単に説明します。

     

    ○ベベルとエンボス

    立体感を加えます。丸みを帯びたものから、パキッとしたものまで作成できます。

     

    ○境界線

    文字の周りに均一なフチを加えます。テロップを見やすく加工する方法として、

    おそらく一番使用されている効果かと思います。

     

    ○シャドウ(内側)

    文字の内側に、ふわっと影を追加します。

     

    ○カラーオーバーレイ

    文字の色を変更します。

     

    ○グラデーションオーバーレイ

    文字にグラデーションを施します。

     

    ○パターンオーバーレイ

    複雑な模様を加えます。(水面や葉っぱなど)

    自分で作成した画像をパターンとして登録することもできます。

     

    ○光彩(外側)

    文字のフチに、ふわっと発光したような光を加えます。

     

    ○ドロップシャドウ

    斜めのエッジを加えます。

    境界線や光彩だと面白みにかける雰囲気になった場合、

    これを使うとスタイリッシュな雰囲気になるので便利です。

     

    文字以外の画像にも、レイヤースタイルを適用することができるので、

    イラストや動画制作など、様々な用途に使用できます。