自社製品やサービスを紹介するとき、ホームページに文章を掲載している企業さまは多いはずです。しかし、文字や写真だけでは相手に伝わらないこともあります。
より具体的にサービスの紹介や、利用方法など多くの情報を伝えるのに便利なのが、動画を使った紹介方法です。
今回は、ホームページで動画を掲載するメリットや制作方法など、まとめてご紹介します。
ホームページに動画を掲載する目的
自社製品やサービスの紹介に動画を用いると、言葉、音楽などを効果的に使い、短時間で多くの情報量を伝えることができます。
また、文章や写真だけの場合と違い、多くの人に同じ情報、イメージを見せることができるのも特長です。
最近は、とくに若い人だと文章より動画を見たほうが頭に入る、という人も多いといわれており、商品・サービスの紹介に動画を用いることは非常に効果的といえるでしょう。
ホームページに動画を掲載するメリット
では、ホームページに動画を掲載すると、どのようなメリットを期待できるのかご紹介します。
短時間で多くの情報を伝える事ができる
文章や写真を見てサービス紹介の内容を理解しようとする場合だと、意味が伝わらなかったり、人によって違うイメージを抱いたりしてしまいがちです。
しかし、動画であれば「映像」「言葉」「音楽」を織り交ぜ、短時間で多くの情報を視聴者に伝えられます。
動画で具体的な利用方法や利用イメージを伝えられれば、視聴者により「それが欲しい」「使ってみたい」と思わせることができます。
SNSで拡散されやすい
いまやインターネット利用者の8割がなんらかのSNSを利用しているといわれます。そのため、SNSで拡散されれば、非常に多くの人から見てもらえる可能性に期待できます。
おもしろい、共感できる、また人に教えたくなるような展開、役立つ内容の動画などは、とくに拡散されやすいことでしょう。
SEOへの効果を期待できる
Googleなどの検索エンジンは、サイト内の文章だけでなく動画も重要なコンテンツとして評価しています。そのため、SEO対策をおこない上位表示させることも可能です。
動画の内容自体は理解しませんが、動画のタイトルや説明文を基に、ユーザーの検索した内容と意図が合致していれば検索結果に表示します。
コンバージョン率の向上を期待できる
人は、サービス・商品の内容や利用方法が伝わりにくいと、「よくわからないから」とすぐ画面を閉じたり、類似サービスに移動したり、興味をなくしたりしがちです。
そのため、コンバージョン率を高めるには、いかに「どんなサービスかわかること」「使った場合のメリットがわかること」が重要といえます。
動画ではこのような情報を文章・写真より多くの情報量でわかりやすく伝えられるため、コンバージョン率をアップさせる効果に期待できるといえるでしょう。
ホームページ動画を制作する際の注意点
では、ホームページに掲載する動画を制作するにはどのような点に注意する必要があるのか、ご紹介します。
制作コスト・時間がかかる
動画の制作には、まずどのような作品にするかという企画・構成からはじまり、撮影、場合によっては人の手配、それから編集などさまざまな工程を経なくてはなりません。
スマホのカメラで気軽に撮影して編集もできますが、拡散される、ちゃんと見てもらえるような作品にするには、やはりそれなりの製作コスト、時間をかける必要があります。
動画を最後まで観てもらえるとは限らない
人によって、動画の開始から数秒で見たい内容か判断し、興味を引かれなければ途中で消したり、飛ばし飛ばしで見たりすることもあります。
そのため、全部見ないと伝わらないような内容だと、必要な情報がしっかり相手に伝わらなかったり、誤解を受けたりしてしまう可能性もあるでしょう。
クオリティが低いとマイナスイメージになる可能性がある
動画のクオリティにこだわると、機材や人件費など想定外にコストがかかってしまう場合があります。かといって、クオリティの低過ぎも問題です。
自社制作でたとえばナレーションが何を言っているかわかりにくい、手ブレがひどい、俳優が棒読み、といった場合は企業のブランドイメージ低下につながることもあります。
ホームページ動画を制作する方法
ホームページに掲載するための動画を制作する場合、自社で制作するか、映像制作会社に依頼するか、2通りの方法があります。それぞれご紹介します。
自社で制作する
自社で制作する場合、次のような手順で制作を進めるのが一般的な方法です。
《企画・構成》
どのような動画を作成したいのか方向性を決定し、それにはどのような流れ、場面が必要でどう進めていくか、などプランを作成します。この部分がとくに重要といえるでしょう。
《撮影》
スマートフォンや一眼レフカメラなどの機材を使い、必要な素材を撮影します。プロの機材でなくても、工夫次第ではオリジナリティあふれる優れた作品となる場合もあります。
《編集》
パソコンやスマートフォンのソフト、アプリケーションを使って、テロップやエフェクトなどを挿入し、仕上げます。完成後はホームページの適切な箇所にタグを貼り付けて完了です。
動画・映像制作会社に依頼する
自社制作よりもコストは掛かるものの、やはり制作実績の豊富なプロに依頼すると、希望したような内容、クオリティの優れた作品が出来上がります。
理想的な作品とするには、視聴者にどのようなイメージをもたせたいか、どんな目標を達成したいか、など打ち合わせで詳細に擦り合せしていくことが重要です。
動画・映像制作会社によっては、予算に合わせてプランを考えてくれるところもあるため、できる限りコストを抑えたい場合はこのような会社に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
ホームページのサービス・商品紹介などに動画を用いると、非常に多くのメリットがあることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
動画の制作にはコストや時間もかかりますが、よい作品ができれば、それを十分回収できるほどの売上につながったり、ファンを獲得できたりする可能性を期待できます。
試しに一度、ホームページに掲載して反応を見てみるというのも、よいかもしれません。
コメントをお書きください