スマートフォンの普及もあり日常的に動画を視聴する人も増え、商品やサービスの使用方法などを動画で紹介する「How To 動画」が用いられるようになってきました。
動画であれば、ただの説明文と画像よりも分かりやすく情報を伝えられるほか、配信者側と視聴者側の双方にさまざまなメリットがあります。
今回は、How To 動画にはどのようなメリットがあるか、また制作する際のポイントなどとあわせて解説いたします。
How To(ハウツー)動画を活用するメリット
まず、How To 動画にはどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
多くの情報を伝えられる
動画は文章や画像の場合と違い、実際に商品やサービスを使用している様子などを映像で、文字テロップや音と合わせてよりリアルに伝えられるのが魅力です。
2014年4月、アメリカの調査会社「Forrester Research」の発表した研究結果によれば、1枚の写真に1,000文字の情報量があるとした場合、1分の動画には180万文字の情報量があるとのことでした。
そのため、ユーザーに商品・サービスの使い方や活用方法をわかりやすく伝えるのに、動画を用いるのが非常に効果的といえるでしょう。
ユーザーの不安要素を減らせる
人は初めて目にする商品・サービスに対して「自分にも使いこなせるだろうか?」「難しくないだろうか?」といった不安を抱きがちです。
しかし、How To 動画で使い方やアフターケアの方法などをわかりやすく解説すれば、それを見て「自分でも扱えそう」と感じ、購買意欲を高める効果にも期待できます。
カスタマーサポートへの問い合わせが減る
商品の取扱説明書を見ただけではわからない、と思った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
企業のカスタマーサポートには、日々使い方に関する相談が多数寄せられます。
しかし、How To 動画で実際に操作する様子とあわせて解説していれば、使い方も感覚的にわかりやすく、細かな部分まで伝わりやすいです。
商品・サービスのサイトなどに動画を公開しておけば、使い方がわかりやすいため、カスタマーサポートへの問い合わせが減り、従業員の負担や人件費も軽減されるでしょう。
How To(ハウツー)動画の活用場面
つづいて、どのような場面でHow To 動画を取り入れると効果的なのかをご紹介します。
ユーザーの目線に立つ
販売側の視点でHow To 動画を制作すると、つい「これはわかって当然だから、説明の必要はないだろう」と情報を省いたり、専門用語を用いたりしがちです。
How To 動画を見て使ってみたい!と思ってもらうには、徹底的にユーザー目線に立つことが重要になります。
自分がはじめてその商品・サービス知ったとき、なにについて知りたいと思うか? どのような疑問をもちそうか? など掘り下げて考え、親切な説明を心がけてください。
動画の尺は短く、ポイントごとに分ける
動画が長すぎると、見飽きて途中離脱されやすいです。また、ユーザーは必要な情報だけをピンポイントで求める傾向にあります。
そのため、1つの商品・サービスについて丸ごと紹介する動画1本より、手順やポイントごとに分けた短い動画を複数に分けて制作するのがおすすめです。
たとえば、商品のつくり方を紹介するのであれば、「つくり方」「つくったあとの利用方法」などと分けるとよいでしょう。
わかりやすさを意識する
動画を制作するとき、見た目がよくスタイリッシュな映像にしたいと考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、How To 動画はあくまで商品・サービスの使用方法などをわかりやすく伝えるのが目的です。
アニメーションやテロップなどを用い、誰でも感覚的に理解できるような工夫が重要になります。言葉選びもターゲット層にあわせるとよりよいでしょう。
まとめ
How To 動画のメリットには、つぎのようなものがあるとご紹介しました。
- 多くの情報を伝えられる
- ユーザーの不安要素を減らせる
- カスタマーサポートへの問い合わせが減る
これらメリットを最大限に高めるために、How To 動画制作の際は使い方や活用方法がわかりやすく、ユーザーにとって役立つ内容となるように心がけることが重要です。
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