この映画、観ました?#21「タイピスト!」

    こんにちは。大石ちゃんこです。


    私の趣味はタイピングです。

    仕事で長時間PCのキーボードを打って

    疲れているときも、息抜きとしてネットで早打ちタイピングゲームをしています。


    今回は、そんな私を夢中にさせた映画をご紹介。もちろん、タイピングが好きじゃない人も絶対に楽しめるステキな作品です。

     

    この映画、観ました?

     

    レジス・ロワンサル監督  「タイピスト!」


    ★★★★☆ 4点

    <ストーリー>


    1950年代のフランス。


    保険会社の社長ルイの秘書に採用された田舎娘のローズは、ドジで不器用なため1週間でクビを宣告される。

    だが、彼女の唯一の才能を知ったルイから、自分と組んでタイプ早打ちの世界大会で優勝しないかと提案され・・・。

     

    キュートでロマンチックでコミカルな作品です。


    そしてストーリーは、王道というか、期待を裏切らない展開なのですが、それがとっても好感を持てます。


    この作品は絶対にそれが良い!、


    変に裏切らない方が絶対良い!、


    と思えるような感じです。


    観終わったあと、すごく幸せな気持ちで満たされます。

     

    この作品では、

    ローズとルイのロマンスだけでなく、女性の自立についても描いています。

    縁談を断り、都会に出て奮闘するローズの姿は見ていてとても応援したくなりました。


    いかにも「あたし自立した女なんで」的な女性ではないローズが自立していくのが良いと思います。

     

    ローズ役のデボラ・フランソワはものすごくカワイイです!

    日本の女優のミムラさんみたい。何年か前に観た映画『譜めくりの女』にも出ていたのですが、その時の雰囲気とはまるで違ったので、

    色んな演技ができる方なのですね。

     

    衣装やタイプライターも激かわいくって、いつかこんな年代モノのタイプライターを買って家に置きたいなというムダな憧れを抱きました。



    そして、ルイ役のロマン・デュリスという俳優。

     

    私は毎年、自分だけで勝手に

     

    「ちゃんこギャラクシー賞」

     

    というのを決めていて、映画やドラマ、俳優、曲、食べ物など

    各ジャンルでその年に私が最も素晴らしい!と思ったものを決めています。(私の同居人にしか需要がありませんが)。

     

    2013年の映画部門大賞はかなり悩んだ結果、2作の受賞となり『タイピスト!』と『ムード・インディゴ』でした。

    で、後から気付いたのですが、なんとその2作とも主演男優がロマン・デュリスだったのです。

     

    全く知らない俳優なのに、2013年、私の中で大活躍でした。ヒゲ濃いめ、背低め、な俳優だけど、どちらの作品でも大変ステキです。

     

    ちなみに『ムード・インディゴ』は、前回ご紹介した『僕らのミライへ逆回転』の

    ミシェル・ゴンドリー監督作品。

     

    そちらについてもいつか書けたらと思います。

     

    ※前回の この映画、観ました?#20

     

    カワイイとかオシャレとかロマンチック、だけではなく、タイピングの大会に関してはスポ根の要素もありますので、

    『タイピスト!』は女性だけでなく男性にもハマると思います。


    ですので、「どうせ、オシャレなだけの、いい歳なのに“女子”とか言っちゃうようなイタい女たち向けのただのキューティー映画だろ?」

    などと思ってる男性も、観てみてください。



    ぜひ!!