メル・ギブソン監督作品「ハクソー・リッジ」

 

こんにちは。放送作家の大石依里香です。

 

今回は、全く好きではないタイプの映画、戦争映画を観てみました。

6/24公開のメル・ギブソン監督作品「ハクソー・リッジ」。

 

戦争映画を観るなんて20年以上ぶりです。

 

主演は「アメイジング・スパイダーマン」で主演を務めた

アンドリュー・ガーフィールド。

 

私には瀬戸康史さんに見えて仕方なかったです。

 

特に口元(というかアヒル口)が。

【ストーリー】

第2次世界大戦中、人を殺してはいけないという信念を持つデズモンドは、

軍隊に入ってもその意思を貫こうとし、決して銃を持とうとしなかった。

 

彼は、上官や隊員たちから疎まれ、軍法会議にまでかけられる。

その後、周囲の尽力によりデズモンドは武器を持たずに戦場へ行くことを許可され……。

 

 

正直言って前半はずっと、デズモンドのぶりっこ感ある顔が苦手だな~と思って観ていたのですが、

後半には気付いたらまるで違う精悍な顔つきになっており、「ああ、この人は演技が上手いのか」と気付かされました。

 

最初は周りの人も彼のピュアさにイラついたりするので、

そのあたりも含めての演技なのかもしれません。すごいですね。

 

内容はというと、本当に実話なの!?、本当にこんな人がいたのか!、

と驚くくらい、すごい話でした。

 

デズモンドは、陸軍には志願するし、体力もバツグンで軍の訓練も難なくこなすけれど、

銃の訓練になった途端、頑なに拒否。

 

戦地には行くけれど、人を殺す為ではなく、人を助けるために行きたいのだと主張します。

上官や隊の仲間にいじめられても、軍法会議にかけられても、自分を曲げません。

 

…それにしても、人を殺したくない、銃を持ちたくない、と主張すると犯罪者にさせられるって、すごい矛盾ですね。

 

そして彼は、武器を一切持たずに、凄惨な戦いだったと言われる戦地ハクソー・リッジへ行き、ある偉業を成し遂げていきます。

その偉業がスゴすぎて、私はもう、「デズモンド教が出来てもおかしくないのでは?」なんて思ってしまいました。

 

彼がここまでの信念を持つきっかけになったのは、子供の頃に自分が起こしてしまったある事故と、

憎んできた暴力的な父親が起こしたある出来事。

 

これらと、元々から持っていた強い信仰心とが相まって、デズモンドは戦争における自称”良心的協力者”になりました。

 

私みたいな者の考えだと、たとえ神の存在を信じていたとしても

戦地でバタバタ人が死んでいくのを目の当たりにしたら

信仰心なんて壊滅してしまう気がするのだけど、それでも神を信じ続けるデズモンドってスゴい精神力です。

 

私は子供の頃から、戦争に参加する人が「宗教」と「戦争」について

どう折り合いをつけているのか謎に思っていたのですが、この作品を見て少し納得できたような気がしています。

 

また、戦争シーンが長くてえげつなくて驚きました。

しかも諸々CGだと思ってたらなんと爆発は本物で、なるべくCGを使わずに撮影したんだそうです。

相当お金も苦労もリスクもかけて再現したのだと感じられました。

 

とにかくリアルな戦争シーンと、危険な目に遭いながらも信念を貫くデズモンドの姿を見たら、

「衛生兵~!」って叫ぶのをふざけてネタ的に使うのはもう今後やめよう、って気になりました。

(別に、よく言ってるわけではありませんが、なんとなくふざけて言った事ありますよね。ありますよね??)

今までその言葉を茶化していた自分を恥じます。

 

デズモンドの彼女となる看護師が彼のナンパに簡単に乗りすぎな気もしたり、

鬼軍曹のセリフが面白いのだけど笑っていいのかわからず戸惑ってしまったり、

戦争シーンがもはや観客を楽しませようとしてるんじゃないかと思ったり、

など気になる点もありますが、苦手な戦争映画だったのに、観て良かったと思いました。

 

未見の方は、デズモンドがなぜ何をどのように成し遂げたのか、観てみてください!

ぜひ!!!

 

あと作品には全く関係ないのですが…

今回は初めて舞浜にある某シネコンで観たところ、

上映中に隣のスクリーンの作品の声が聞こえてきて驚きました。

こんな映画館は初めてです!改善してほしいなと思いました。

 

また、過去にも苦手なタイプの映画を観てみた感想を書いていますので、

お時間ありましたらそちらもぜひ読んでみてください。

 

『この映画、観ました?』#9