サービスを紹介する映像制作のポイント
サービスとは目に見えない部分が多く
順を追ってサービス概要を映像で説明する方法と
サービス内容を目で見える形に表現し、視聴者の
感覚と想像力に訴えかけ利点をイメージしてもらう
方法などがあります。
順を追ってサービス概要を映像で説明する場合の
注意点は「サービスを知ってもらいたいのか」それとも「サービスの
魅力を伝えたいのか」を意識することです。
当然、魅力を伝えたい筈ですが、映像の仕上がりを
見るとサービスを分かり易く説明することに注力を注ぎ
魅力までは伝わらないことが多々あります。
魅力とは説明映像からは生まれにくいものです。
視聴者本人の想像力が目を覚まし、そのサービスを受けることで
得をしたり良い気分に成ることが自然とイメージできる
映像にしなくてはなりません。
「説明と魅力を両方入れ込めば良いではないか?」と思われますが、
視聴者が映像に集中出来る時間は限られており
よほど興味がある映像ではない限り2~3分が限界です。
ましては売り込まれるという先入観を抱かれている
視聴者は30秒でも苦痛に感じてしまいます。
ではこのようなケースではどのような映像が理想的なのか?
それは一つにまとめる必要はない、ということです。
人は理解しないし理解しようとしない。売り込まれそうになると
拒否反応を起こす。これらを念頭に考えますと
短めの映像をカテゴリー分けして見せるのが得策と考えております。
例えば、サービス利用者のインタビューを
2分程度にまとめ、サービスの魅力の証拠(実名入り)を見ていただき
視聴者の想像力に働きかけます。インタビュー映像の冒頭にはサービスのダイジェスト
と驚きの「つかみ」映像をいれます。「つかみ」とは視聴者の関心が湧く
想定外なものや、驚ける内容をほんの一言&1カットで見せるものです。
そして別のタイトルで、(2本目)サービス内容とベネフィットが理解できる
内容のものを2分程度にまとめます。これは1本目の映像を見ていただき、
その反応次第で見せないこともケースバイケースで考えられます。
サービス内容が全て理解できる映像はこの後3本目と考え2~5分程度にまとめます。
このように映像を1本にまとめる必要が無い場合もあります。
サービス内容、視聴するお客様、見せる場所、タイミングなど、さまざまな角度から
仮説を立て映像を制作することをお勧めします。
映像ありきの営業ではなく、お客様ありきの映像を制作しましょう。