店舗紹介、施設紹介映像を制作する際のポイント
店舗や施設を紹介する映像を制作する際にまず考えていただきたいことがメディアミックスです。
(メディアミックスとは商品やサービスの販促をTV、紙面、インターネット、チラシなど
様々な媒体を利用することです。)
これはコストのかかる映像制作を効率よく活用することで費用対効果を高めます。
しかし、映像を制作した後からではメディアミックスに対応できない場合が有ります。
映像制作には様々な権利が存在しモデルや役者、音楽にも制約が有ります。
テレビCMでは放送期間や放送媒体の縛りの有無など、契約内容しだいでは映像の二次利用はできません。
そこで重要になるのが事前の計画と契約です。
店舗や施設の販促映像を制作するときはメディアミックスが可能なオール媒体契約を
お勧めします。
オール媒体契約とは映像を制作する際の必須項目にすべての媒体(テレビ、ラジオ、新聞雑誌、
インターネットなど)で利用することを制作サイドに伝え(契約し)
メディアミックスを可能にします。
ただし制作前に契約を行わないと事後では二次利用自体ができないことが有ります。
例えば、映像制作で予算を抑えクオリティーを上げる方法の一つに著作権フリーの風景やイメージ画像、動画、CGを制作サイドが購入し作品に入れ込む場合があります。
クオリティーの高い素材が多く出回っており低予算でも見栄えの良い映像制作が
可能となりました。しかし、これらには使用制限がありテレビやインターネットでの使用が
不可の素材があるのです。
クリエイターやディレクターは自由に制作活動が行えない案件に消極的なので、
オール媒体を進めない場合が有ります。メディアミックス、オール媒体で
映像制作の依頼をする場合は発注者側から強く意思表示しましょう。
高い予算を使って制作した映像を自由に使えるよう、計画と契約は慎重に行ってください。