IR用 動画制作のポイント
IR用動画
個人投資家説明会や株主総会は企業が株主や投資家と
直接コミュニケーションが取れる貴重な機会です。
しかし業績や事業説明が難しい内容になりがちで
企業側のメッセージが伝わらないことがあります。
そこで言葉や文字だけでは伝わらない微妙なニュアンスを
動画でカバーするのです。
IRでの動画の役割は企業側が伝えたい情報を投資家の
目線に立った分かり易さで伝えることです。
IR全体でどのように動画を利用するか、
まず、投資家説明会や株主総会の開始前の
殺伐とした雰囲気や投資家の緊張を
ほぐすためにもオープニング動画は重要になります。
内容につきましては主に業務内容と業績のダイジェストや
企業理念、将来の展望などでおよそ3分~4分ほどにまとめます。
ここで重要なことは
*企業イメージを損なわないクオリティー
*さまざまな年齢層、性別に対応できる、分かり易い内容
*投資家が興味を持つ情報の整理と表現方法
*動画終了後の段取りにつながる構成にすること
ポイントは企業の事業内容や財務状況などを
理解していない個人投資家に短時間で十分に伝えられる
構成にすることです。徹底的に無駄を省き最優先させる内容に
焦点を絞ります。
例えばテレビ番組の制作現場では撮影したものを3分程度のVTRにまとめる場合、
まず倍の6分以上で編集します。そこから表現を簡略化するなど、
徹底的にぜい肉をそぎ落とす作業を行い、内容は変えずに6分から3分へ凝縮します。
これは高度な技術で中身の濃い分かりやすい内容に仕上がります。
業界用語でいう「たるい」動画にならず「テンポのよい」観ていて気持ちよく
引き込まれる動画になるのです。
このような編集技術を活用するのも一つの方法です。