デジタルサイネージ
デジタルサイネージ
映像制作におけるデジタルサイネージは、常に一種類の同じものが表示されている
印刷ポスター等と違い、作ったデジタルコンテンツを動画配信できたり、画像をスライドショーとして表示したり、時間によって
内容を変えたりなど、臨機応変に情報を伝えることが可能です。
一方デメリットは、費用がかかること。
初期費用やランニングコストも
かかりますし、倒れたり危害を加えられたりして壊れてしまった場合は、刷り直せばなんとか
なる印刷物と違って、修理代や買い替えの費用がかかってしまいます。
しかし、長い目で見たらとても魅力的で効果的である映像制作におけるデジタルサイネージの需要は増えており、国内市場は2014年でも1054億円、2020年には2717億円に増えると予測されているのです。
そして最近、デジタルサイネージを利用したサービスが、中国人観光客たちのいわゆる
「爆買い」の促進にも貢献しています。それは日本の企業であるフェイスとVAIRONの2社が
2016年に入り共同で開始したサービスで、中国で人気のスマートフォン向けチャットアプリ『WeChat』とデジタルサイネージを連動させるというもの。
街に設置されたデジタルサイネージにWeChatへつながるQRコードを表示させて、
中国語版のメニューやクーポンを手に入れることが出来ます。更に、帰国後も最新情報の提供や
店舗情報の拡散につながりやすくなるという利点まであるのです。
そのような外国人観光客を誘致するインバウンドへの対応だけでなく、2020年に控えた
東京オリンピックによる需要増加もあり、映像制作におけるデジタルサイネージはますます
注目が高まっているシステムとなっています。