ビデオコマース
Vコマース
近年、動画を使用したECサイトが増えてきています。
ECとはエレクトロニックコマースの略で、本来はインターネット等を介して行う商取引全般の
ことですが、一般的なオンラインショップのことも指します。
そういったインターネット上の商品の販売促進に動画を利用することは、V(ビデオ)コマースと呼ばれています。
Vコマースの成功例として有名なのは、アメリカのECサイト「Zappos」。
画像と文字だけの商品紹介では使用イメージがわかりにくいという商品はたくさんありますよね。
正直なところ、少ない情報だけで判断して購入しなければならない
インターネットショッピングは、本当に自分のイメージ通りのものが届くかどうかという“賭け”
であるとも言えるでしょう。
しかし、ECサイトの商品紹介に動画を使用すれば、実際に使ったときの様子や動き、
効果、組み立て方などが格段に伝わりやすくなります。
消費者にとって、商品の使用イメージを掴みやすかったり、それが自分でも使えるのか
どうかの判断にも大いに役立ちます。
その結果、返品率も下がり、問い合わせやクレームも減少するという、
消費者と企業側がWin-Winの関係になれるのです。
更に、動画をSNSで拡散できるようにしておけば、非常にコストがかかるテレビCMや広告を
うつ余裕がない企業でも、大きな宣伝効果を狙うことができます。
Vコマースの成功例として有名なのは、アメリカの
ECサイト「Zappos」。
「Zappos」は2009年頃から、販売員が商品を
手にとって説明するという1本あたり30~60秒の
動画を取り入れました。
そして売り上げが平均20~40%アップ、返品率が24%ダウン、という成果を出したのです。
日本でも今年(2015年)9月24日に、
株式会社SHOWINDOが動画をタッチして買い物できる
アプリ「SHOWHALL」をリリースしました。
これは、選択した動画を視聴しながら、興味のある商品が
あったらその場でタッチして動画からダイレクトに商品購入や情報入手ができるというもの。
消費者が抱いた興味や購買意欲を間を空けず瞬間的にキャッチして購買につなげるという、
画期的な方法だと思います。
ECにおける動画の導入が更に進み、消費者の購買意欲や消費意欲が大きくアップすれば、経済効果で景気が良くなるかもしれません。
「映像が経済に影響を与える」という事象が起きるであろう未来が楽しみです。