プロジェクションマッピング
プロジェクションマッピングとは・・・
映像技術の発達が著しい近年、イベントにとって「映像」は必要不可欠なものに
なってきています。そして、いまや映像を楽しむイベントの定番といえば、
プロジェクションマッピング。2015年の市場規模は3250億円とも予測されています。
プロジェクションマッピングとは、建物などの立体的な物に映像を投影し、
更に映像の変化によってその建物なども変化しているように見せる映像技法です。
1台のプロジェクターで映像を平面に投影する通常の手法と違い、プロジェクションマッピングは複数のプロジェクターを使用して、立体的な対象物の各面に各映像をマッピング(貼り合わせ)
しています。
そうすることで、その対象物が本当に変化しているかのような錯覚が楽しめる、
“実物”と“仮想”が合体した不思議な映像体験を提供することができるのです。
最新技術のようなイメージのあるプロジェクションマッピングですが、
実は1960年代には既にその手法が存在していたそうで、一説では銀座の某有名なディスコが日本初の商用利用だと言われています。
(もちろん、その頃はまだ「プロジェクションマッピング」という呼び方はしていなかったようですが。)
その後、ディズニーランドのアトラクションで使用されたり、
海外の演出家やアーティストなどに広まっていくことで技術が発展していったということです。
プロジェクションマッピングが日本でも知られるようになったきっかけは、やはり2008年の北京オリンピック開会式でしょう。
そして、2012年の東京駅丸の内駅舎保存・復原完成記念イベントとして行われた
「TOKYO STATION VISION」で、更に一般的にも認知を広げました。
更に、Perfumeが、踊る3人が身につけている白い衣装に映像を投影するという
プロジェクションマッピングを披露したり、
SMAPがテレビ番組で動く顔をスクリーンとした顔面プロジェクションマッピングを披露したりと、動く立体対象物へ映像投影するパフォーマンスも話題です。
また、ウエディングケーキのプロジェクションマッピングサービスの人気や、スマートフォンアプリ、お菓子のオマケで再現キットが付いてくるなど、プロジェクションマッピングは一般の方々にとってもどんどん身近なものになってきています。