塾の映像制作
学習塾と映像
映像授業というのは、塾のトップ講師による講義の録画映像を見て学習する授業のこと。
先生による教え方の巧拙の当たり外れが
無くなりますし、通常の授業と違って、
理解できなかったら巻き戻して見ることも
可能なので、非常に人気のあるスタイルと
なっています。
学生本人のスケジュールに合わせられる
のも利点です。
映像授業なら、部活や習い事などの都合で自分が教わりたい講師の授業を受けられない、
ということもなくなります。
また、僻地に住んでいるなどの理由によって行きたい塾に通う事を諦めざるを得なかった
学生にとっても、映像で自分が選んだ授業を受けられるのは大変嬉しいことですね。
これは、住んでいる場所による教育格差の解消につながるでしょう。
更に、文部科学省も映像による教育格差の解消に力を入れようとしています。
経済的な理由や家庭の事情などによって塾に通えない子どもにも学習機会を提供するべく
文部科学省が展開している「地球未来塾」。これに対して、来年度からICT(情報通信技術)を活用した学習支援をスタートするとのことです。
タブレットなどを利用して、どの地域に住んでいても参加できる授業を配信する事などが
予定されています。
非常に便利な映像授業ですが、ただ講義の映像を見せる/見るだけでは最大の効果は
得られません。
生徒は映像を利用しながら主体的に学習しなければいけないし、講師や周りの大人は、
不足が無いかの確認や、場合によっては生身の人間による対応も必要かどうかの判断などを
ちゃんとする事が求められます。利用者がそれらをしっかり踏まえた上で、
“映像制作”が教育の分野で更に活躍していけたら喜ばしいですね。