防犯カメラ映像
防犯カメラ映像
防犯カメラは、元々は1960年代に発電所や
溶鉱炉でダムの水位などを監視したり工場での管理のために作られたもの。
当時はIndustrial Televisionと呼ばれて
いました。それがだんだん小型化し、
量産化され、今日のように広く一般的にも
使われるようになったのです。
防犯カメラというと、昔はボックス型が
多かったイメージですが、近年は1台でより
広範囲を撮影できるドーム型をよく見かけるようになりましたね。
更に現在では、ライトが付いていたり、音声も録音できたり、撮影中に静止画として
保存できたり、レコーダー不要(SDカード等に録画できる)など、防犯カメラも進化しています。
お客さんに与える威圧感や不快感を軽減する為や、場所の雰囲気を壊さない為の、動物の形に
デザインされた非常にオシャレな防犯カメラまであるのです。
また、画質や映りが良くない防犯カメラの映像からも歩き方で人物を特定できる技術を知っていますか?
「相棒」などの刑事ドラマでも登場する事のある、『歩容認証』です。
人の歩き方にはそれぞれ速さや歩幅、
腕の振り方や背筋の伸ばし方などの
個性があるので、映像からそれらを解析して人物を特定。大阪大学産業科学研究所所長の
八木康史教授らが開発した歩容鑑定システムでは、なんとたった30画素あれば認証できると
いいます。
ですので、何か起きた際には、たとえ鮮明ではなくとも防犯カメラの映像は捜査に使って
もらった方が良さそうです。
他に、防犯カメラは、自然災害が起こる可能性のある場所に設置して観測することで災害への
対策にも大きな役割を果たしたりもしています。
映像流出や悪用などに気を付けながら、防犯カメラを上手に使っていきたいですね。