MR
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MR技術
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MRとは、Mixed Reality=複合現実のこと。
仮想世界と現実世界が融合して一体化した、VRとARを足して2で割ったようなものです。
この3つの違い、実はいまいちわかっていない方もまだ多いのではないでしょうか。
VRは、私達が仮想の世界に入り込んで体験するもの。最近、ゴーグルを装着してゲームや仮想世界を体験できるアトラクションが増えましたよね。
そしてARは、「ポケモンGO」でスマホ画面にうつる現実世界を背景に、モンスターが登場したりモンスターボールを投げたりできるように、現実世界に仮想世界が足されたものです。
対してMRは、現実世界と仮想世界どちらかに比重があるのではなく、両方が組み合わさったもの。現実空間を三次元で認識し、現実と仮想が同時に存在、同時並行で相互に作用することができるのです。
そんなMR技術が普及すると、私達の生活にはどんな良いことがあるのでしょうか。
例としては、まずショッピング。VRやARがショッピングに活用されているのは聞いた事があると思います。例えば、服を購入する際にVRで自分と同じ体型のマネキンに服を試着させられるとか、家具を購入する際にARで自分の部屋にその家具を置いたイメージを確認できる、など。ところがMRならば、家にいながら自分自身が洋服を試着でき、実際にお店へ行って買うのと同じように店員さんとやり取りしたりできるかもしれないのです。
また、MRは医療の現場での活用も期待されています。MR技術を使えば、対象である人間や動物の内臓や骨や歯などを立体的に浮かび上がらせることができるため、ゴーグルを装着した医師はそれらがはっきりと見えた状態で治療なり手術なりをすることができるのです。
トレーニングに使えばかなり高度な経験にもなるので、医師のレベル向上にも役立つと
思われます。
その他にも、旅行(下見など)、作業する際のガイド、建設業界、特殊技術の訓練などなど様々な分野での活用が期待されています。
日本航空では実際にパイロットや整備士の訓練にMR技術を取り入れているそう。
2016年はVR元年などとも言われましたが、MR元年ももうすぐそこまで
来ているのではないでしょうか。