映像制作,利益を出すカギは担当者
◆儲からない映像を作ってしまう落とし穴は担当者◆
販促に映像を利用するシーンが増えましたが、なかなか成果には結び付きません。
実績のある制作会社に委託してもうまくいかない理由のひとつに発注元担当者の
権限の弱さがあります。制作会社は、発注元担当者からの注文や指示を
映像に盛り込みます。
では発注元担当者は誰の指示を受け制作サイドへ注文を出すのか?
担当者は商品企画部、製造部、広報部など、各担当者の意見を尊重し、
さらに役員へとお伺いを立てるのが一般的です。
結局、当たり障りのない情報過多な映像に仕上がります。
規模、業績など会社自慢とスタイリッシュな構成が社内的にはウケます。
しかし結果は・・・・・
お客様が行動を起こすための映像表現で大切なことは、得する情報の整理と
飽きない構成です。
人は興味のない映像を真剣に見ません何を見たのかも忘れます。
各担当者の意見を反映することとは映像の総尺(映像のトータル時間)も長くなり、
視聴者が集中できません。
映像制作の基本は「極限まで無駄を捨てる」
テレビの世界では1秒は30コマ(フレーム)ですが、その5コマや10コマ単位で
映像を整理します。心に届く映像を作る為にはこだわりや担当者の思い入れを容赦なく切り捨てる
判断を随所に迫られます。それを現場で即決できる担当者が必要とされるのです。
ちなみに普通の制作会社は業績に繋がる映像を作ろうとは考えません。
目的は納品です。担当者が喜べばいいと考えています。売れるか売れないか、結果は
納品後にわかるものです。無難にこなす映像制作では利益は出ません。
発注元担当者と制作会社、両者のキャスティングがカギを握ります。