映像制作のアルバイトって何やるの？３つの仕事を紹介
１つの映像作品・テレビ番組は、様々な大人たちの努力頑張りによって出来ているのは
想像できますよね。そこには、正社員だけではなく、そこにはアルバイトとして働いている人の
頑張りも確実に注がれているのです。今回はそんな映像制作に関するアルバイトを３つ御紹介します。
リサーチャー
映像制作において、リサーチという作業が発生する場合があります。
文字通り調べものをすることですが、例えば「曲名に〇〇が付くCD売り上げランキング」
「今流行っている和スイーツ」など構成の中で必要な情報を調べ資料にまとめる作業をリサーチと言います。上記の例をみてもわかるように、リサーチ作業が発生する映像制作とは、主にテレビ番組、特にバラエティです。ADがこの作業をも担う番組もありますが、外注でリサーチ会社を
利用している番組も多くあります。
リサーチで最も重要なことは、どれだけ多くの情報を集められるかです。資料の構成や、
どのような言葉で資料をまとめるかなど、他にも重要なことはありますが、それも全て情報が
あってこそ。情報収集のためのリサーチ会社の戦法は、人海戦術です。この戦術を担っているのがアルバイトスタッフなのです。アルバイトスタッフがインターネット、図書館、過去資料から該当のネタを拾ってきて、リサーチャーが自身の調べたネタと共に資料にまとめます。
他にも、リサーチ会社の業務の多くをアルバイトが支えています。
例えばリサーチ会社は、番組出演してくれる一般視聴者を紹介する業務も行っていますが、
アルバイトが電話で出演交渉を担当することもあります。
リサーチ会社は番組の縁の下の力持ちですが、アルバイトはそのリサーチ会社の縁の下の力持ち
なのです。
アルバイトの担い手は主に学生と主婦が多く、時給の相場は1100円程。アルバイト情報サイト
経由の採用もありますが、学生アルバイトの場合、そのほとんどが友達や先輩の紹介です。
リサーチ会社としても、なるべく確かな人材を集めたいので、日頃から優秀な学生アルバイトには興味がある友人や後輩を紹介してほしいと依頼しているのです。
リサーチ会社のアルバイトをしてみれば、あなたが見つけたネタが番組に反映されるかも
しれませんよ。
美術スタッフ
映像制作に欠かせない要素として、美術セットがあります。
大道具、小道具、アクリル、照明などさまざまな要素で構成されていますが、その中でも大道具はアルバイトの貢献率が高い仕事の１つです。
テレビ番組の美術セットの場合、スタジオにセットを建て込む時間は収録の開始時間によって
変わります。昼の収録であれば朝に、夜であれば午後といったように、かなり流動的で、深夜に
作業ということも頻繁にあります。
建て込みの順序は、下から上へ。まず箱馬や平台などで枠組みを組み、そこに壁を立てていきます。最後に、スノコを利用して天井を吊るといった具合です。美術セットは、テレビ番組を見ればわかる通り規模の大きなものが多いので、必然的に人数を要する作業となります。
だから、アルバイトが重宝されるのです。
アルバイトの仕事内容は、基本的には大道具作業員のサポートですが、長期のアルバイトになると、スノコに上り、天井のセットを下の状況を確認しながら吊り上げるなど、重要な役割を任されることもあります。
バイト代の相場は日給8000円程度。
肉体的にも精神的にも厳しい美術セットのアルバイトですが、やってみたら、テレビを見るときの楽しみが一つ増えるはず。
学校の工作の授業が好きだった方はハマるかもしれません。
エキストラ
エキストラには、テレビ局が募集しているボランティア、つまり無償で参加するモノと、
謝礼がもらえるアルバイトの２種類があります。
テレビ局が募集しているエキストラは、中には交通費や若干の謝礼が出る番組もあるようですが、基本的には無償のようです。
エキストラのアルバイトは、ほとんどが登録制。登録すると仕事依頼が送られてきて、
それに応募して参加するといった流れになっています。
報酬は、1収録あたりの換算で金額もマチマチ。労働時間も収録によってなので、2時間程度の
収録で8000円もらえることもあれば、8時間超えても8000円という場合もあります。
当たり外れはあれど、敷居の低いエキストラのアルバイトで、思い出作りに番組に参加するのも
楽しいかもしれませんよ。
【まとめ】
裏方から出演者まで、映像関係のアルバイトは多種多様です。
ADをサポートするアルバイトなど、ここで紹介していないモノも沢山あります。
アルバイトである以上、仕事の中核を担うことはできませんが、その仕事の雰囲気は感じられるはずです。
映像業界を志望している学生の方は、ミスマッチを防ぐためこれらのアルバイトを利用するのも
いいのではないでしょうか。
