Facebook動画広告の特徴やメリットは?宣伝を成功させるコツ

Facebookの動画広告を一度は見た、という方は多いのではないでしょうか?しかし、実際に掲載するとなると、どんな決まりがあるのか?どうしたらいいのか?など、不明点も出てくるはずです。

 

そこで、基本的なFacebook動画広告の特徴からメリット、そして宣伝効果を高めるコツなどをまとめてご紹介します。

1. Facebook動画広告の種類は?

Facebookの動画広告は3種類あります。それぞれの特徴と表示される箇所、また推奨される動画サイズや時間なども解説していきます。

1-1. デスクトップニュースフィード

パソコンでFacebookにログインした際、最初に表示される「ニュースフィード」に差し込まれる動画広告です。サムネイル画像も大きく、目を引くのが特徴になります。

メリットとしては、通常ユーザーの投稿と似たような形式で自然に差し込まれるため、ユーザーを不快にしにくい部分。

 

内容がユーザーの興味・関心を引くものであれば、通常の投稿と同様に「いいね!」や「シェアする」で拡散される場合があります。

★表示される場所

このように、画面の真ん中部分に表示されます。また、その右側の列は次項で紹介する「広告枠」向け広告動画が入ります。

1-2. 右側の広告枠

タイムラインの右側、「広告」と書かれた部分に表示される広告です。ニュースフィードの広告よりは小さいですが、動画下部の文言によって動画に興味を引かせることができます。

1-3. モバイルニュースフィード

スマホ・もしくはフィーチャーフォン(ガラケー)でFacebookにログインした際、最初に表示されるニュースフィードの広告です。画像は左がスマホ版、右がガラケー版になります。

スマホ版のFacebookはパソコンの画面と違って一列で表示されるので、より目を引くことができます。また、パソコン版と同様に「いいね!」や「シェア」も可能です。

★表示される場所

★推奨される動画の設定

サイズ:1200×675ピクセル
再生時間:20分以内
容量:1GB以下
テキスト(投稿部分):90文字以内
※今後、変更になる可能性もあります。

1-4. (番外編)プレミアム動画広告

上記3種類は「マーケットプレイス広告」と呼ばれるものですが、このほか、限られた広告主だけ出稿できる「プレミアム動画広告」もあります。これは、大手企業など予算の大きな広告主向けサービスです。

 

現時点ではFacebookのセールス担当者からのみ申し込むことができます。これまで紹介した広告とは、あらゆる部分で異なるので、違いについて解説していきます。

★広告の表示位置

プレミアム広告が表示されるのは、まず1-1で紹介したデスクトップニュースフィードです。これは場所が決まっており、フィードの1番上もしくは次に表示されるため、目立ちます。

 

また、ログアウト画面(表示例は以下の枠部分)にも表示されます。Facebookはデイリーのユーザー50~60%がログアウトするといわれるため、高い確率で目につくことでしょう。

★広告の料金体系

料金はFacebook側でターゲットの、のべ視聴率(GRP)の目標値により設定されます。マーケットプレイス広告のように変動することがありません。

★ターゲティング設定

マーケットプレイス広告のように、配信するターゲットを設定することはできません。その代わり、ニュースフィードやログアウト画面の目立つ位置に配置されるため、効果が得られやすいといわれます。

 

このように、料金が高額な分、さまざまなユーザーの目につきやすい位置で配信できるのが特徴です。掲載期間が短いので、限定的なキャンペーンなど、短期間でより多く人を呼び込みたい場合に最適です。

2. Facebook動画広告の特徴・メリット

Facebookの動画広告は、ほかのサイトとどのような部分が違うのでしょうか。特徴をまとめました。

2-1. タイムラインで自動再生される

Facebookの動画広告はタイムラインをスクロールして広告の場所になると、自動で動画が再生されます。さらにスクロールされれば止まりますが、興味を引くことができればそのまま見てもらえます。

 

クリックしないと再生されない動画広告より、見てもらいやすいでしょう。

2-2. ターゲット設定をすることができる

Facebookの広告は誰かれ構わず表示されるのではなく、たとえば「20代のユーザー」とか「経営者」というように、どのような人物のニュースフィードに表示するか、絞り込むことができます。

 

販売したいサービスのメインターゲットとなりそうな層に直接アピールできるので、より広告効果を高めることができるでしょう。

2-3. 文字数制限に縛られない

Facebookの静止画広告だと、画像内に20%以下の文章しか入れてはいけないルールがあります。商品名が書かれたパッケージ写真もテキストとみなされるので、かなり厳しいのではないでしょうか。

 

その点、動画広告であれば好きなように文字を入れられるだけでなく、映像を効果的に使って表現豊かに宣伝することができます。

2-4. 広告料金は自分で決められる

Facebookの広告はオークション形式です。広告主側が予定している支出総額で入札する仕組みになっており、他社のように1日いくら、と確定されていません。予算はいつでも変更可能です。

3. Facebook広告のルールについて

Facebookの動画広告は「広告ポリシー」を遵守しているかどうか、審査(およそ24時間以内)され、許可が下りると掲載されるようになります。このルールについて見ていきましょう。

3-1. サムネイルの文章は20%以下

前項で紹介したように、画像広告では画像上の文章は20%以下しか記入してはなりません。これはサムネイルにも適用されるルールなので、注意が必要です。

 

テキスト量が20%を超えていないかどうか、確認できるツールもあります。

»Facebook グリッドツール

3-2. 不適切な画像・映像はNG

暴力や性を連想させるような映像は、たとえ芸術を表現する目的でも却下される可能性が高いです。

 

また、酒・タバコなど年齢制限のある商品を宣伝する場合、未成年者に見えないようターゲット設定する必要があります。

3-3. 人種、宗教、個人名などを断定してはいけない

たとえば「あなたはキリスト教徒ですか?」というように、個人を特定するような文言は却下されます。

3-4. 使用前・使用後の画像はNG

ダイエット商品などの場合、テレビCMなどでは商品の使用前・使用後を紹介するものがありますが、Facebookの動画広告ではNGです。

3-5. Facebookという言葉のルール

広告内に「Facebook」という言葉を使う場合、Fは大文字にする必要があります。また、ロゴや改変したロゴの使用は認められていません。Facebookを複数形や造語で表現するのもNGです。

4. Facebook動画広告を投稿する方法

1. ホームの上部メニュー右にある「▼」ボタン→「広告を掲載」→広告マネージャが表示されます。

2. ターゲット・予算・スケジュールを選ぶ
ターゲットは、Facebookユーザーの年齢や性別、居住地、趣味や関心といった部分から選ぶことができます。宣伝したいサービスに合わせて設定することで、効果を高められます。

3. 動画を選ぶ
動画を新規アップロード、もしくはライブラリ内の動画を選択します。サムネイル(静止画の紹介画像)は自動で候補が表示されますが、自分で任意のものをアップロードすることもできます。

4. テキストを入力
動画を観たくなるような、簡潔で分かりやすいメッセージを追加してください。宣伝したいサービスのURLも入れましょう。

広告の承認が下りたあとは、広告マネージャで広告がどの程度の効果を発揮しているかなどデータで確認可能です。定期的にチェックしてください。

5. Facebookの動画広告で利益を上げるコツは?

Facebookの動画広告で売り上げを高めるには、Facebook広告の特徴に合わせた動画づくりが求められます。

5-1. 短時間でインパクトを残す

基本的に、動画は時間が長いとあまり見てもらえません。すぐスクロールされてしまわないよう、長くても40秒程度にまとめた作品が好ましいといわれます。

 

また、短時間でも「このサービスを使ってみたいからサイトを見てみよう」「面白い動画だったから、宣伝しているサービスをもっと知りたい」と思ってもらえるような工夫が必要です。

5-2. 対象は大きめに映す

あまり引いた画だと、小さすぎて対象が分からない可能性があります。とくにスマホだと動画が小さく見えるので、映したい対象は寄りで大きめにアピールしましょう。

5-3. 無音でも内容のわかるものに

Facebookの動画広告は、デフォルトで無音の状態です。基本的には無音のまま視聴するユーザーが多いと思われるので、音がなくても内容が理解できるものが望ましいでしょう。

まとめ

Facebookというと全世界でユーザー数が非常に多いSNSです。「広告の出稿が大変そう」「値段が高そう」とお思いになるかもしれません。しかし、マーケットプレイス広告ならカンタンに、安く掲載できます。

 

また、細かいターゲットの絞り込みや、自動再生などの機能で効果的に宣伝できるため、集客につながりやすいです。ためしに一度出稿してみるのもよいのではないでしょうか。


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