◆動画制作で利益を上げるための編集ポイント◆

動画制作において重要な事は、メッセージが伝わりやすいかどうかです。

動画編集で利益を生み出そうとした場合、あまり凝った演出（エフェクトを多用するなど）よりも、シンプルで見やすい編集を行っているものの方が需要がたくさんあり、応用の幅も広いです。

エフェクトを多く使用した動画は見ている方に対するインパクトは大きいですが、何かメッセージを伝えたい場合、動画の動きにばかり目がいってしまい伝わりにくい部分があります。特注の動画制作として自由度の高いものが出来上がるというのはいいことですが、別の案件に利用するという事が難しくなりますので柔軟性という部分が足りません。

シンプルに動画制作を行い編集したものを一つ作り上げると、別の動画制作を行おうとした場合のベースとして使える事があります。これは作業時間を短縮する事ができとても効率的です。

そして何よりもシンプルに作る事で見る側は内容に集中する事ができメッセージ性を含んでいるものであれば、そのメッセージをよく伝える事が可能です。ただ、シンプルに編集し過ぎると味気ないものになってしまう場合もあるので。エフェクトは最小限に使用し、動画の間（写真や映像の切り替わるタイミング）を少し長めに取ります。それだけでも見やすさが全然違ってきます。

動画制作を行う場合は見た目だけにこだわるのではなく、映像の奥にあるもの（メッセージ）にしっかりと目をやり編集を進めていい他方が幅広い需要にも対応する事が可能です。

◆動画制作で利益を上げるための編集ポイント2◆

動画制作の編集する上で、視聴者にとって見やすいものを作ることが前提といえ、そのためには公開される媒体の特性を理解することはとても重要といえます。

最近の傾向としては、PCやスマホで視聴するケースが非常に増えていますので、それに合わせた編集を行うためには、テロップを見やすい大きさにすることや、低容量に対応した高い圧縮のコーデックに対応した色使いをするなどの注意点があります。

そしてPCやスマホの環境で見やすい動画制作を行うことは、DVDやブルーレイなどのメディアでの再生も高クオリティが期待できることになります。

また、動画制作において、軽視されやすいのが音に関することであり、それを無視してしまうとせっかく視覚上で高クオリティな作品も台無しとなってしまいます。

例えば、PCやスマホのスピーカーは非常に音のレンジが狭いため、低音や高音再現がしにくい、

また大きな音量が出ると歪みやすいといった欠点があり、それらを無視して派手な音が続く演出をすると非常に聞き取りにくくなってしまいます。

そのためには、まずは音量が歪まない程度まで音量を下げて編集し、ピークメーターを超えないようし、それにより、聞こえにくくなった箇所は部分的に音量を持ち上げ、それでも歪む場合はイコライザーを用いて、100Hz以下の無駄な低音、またはキンキンと目立つ帯域をカットすることで音量を稼ぐことが可能となります。

また、人の声など、帯域がつかみやすい個所は、音量をあげるよりも、イコライザーによってその帯域をブーストすることでよりクリアに聞き取りやすくなります。

視覚的なこと以上に音に少しでもこだわりを持つことで、その作品自体のクオリティは一気に向上すると言えます。