音楽映像制作における著作権について
◆音楽映像制作における著作権の気を付けるべきポイント◆
インターネットやブロードバンドなどのインフラの発達やコンピュータの高機能化、モバイル端末の普及などで個人における映像制作が盛んになってきています。
こうした個人のクリエイターによって多種多様な映像作品が日々アップロードされ続けています。中にはプロの映像制作作品を凌駕するほどのものも存在しています。
営利的な拘束を受けないために非常に自由でクリエイティブな作品が見られる様になってきました。一昔前なら短い映像制作であっても個人で製作費を捻出することや機材や技術的なノウハウなど非常に敷居の高いものでした。
それが近年のコンピュータやインタネット環境の拡充によって金銭的にも技術的にもハードルが下がり個人が自由に映像制作を楽しむことができるようになってきました。この若いクリエイターたちの台頭で音楽映像の世界も全体的に質の向上が見られる様になっています。
ただ、音楽映像制作などにおいてネックとなるのは音楽クリエイターや関係する企業の権利を守るために存在する著作権の問題があります。
クリエーターや企業が作成した音楽や映像にはすべて著作権が存在しており他人が勝手に利用することを禁じています。
この著作権があるために自分で作成した映像に自由に好きな音楽を乗せることができません。
この問題はは、制作したクリエーターや企業の許可を受け著作権料を支払うことでクリアできるのですが、直接これらの製作者に交渉するのは双方に手間がかかるため日本音楽著作権協会という団体において代行で処理してもらうことができます。
音楽を使った映像制作は著作権に気をつける
◆音楽映像制作における著作権の気を付けるべきポイント2◆
企業イベントなどで、映像を使った販促や企業イメージの紹介などをする際によく念頭に置いておかなければならないのが、著作権というものです。
例えば、一般のブログやホームページなどでも、ネットなどで取り込んだ風景や、キャラクターなどを使用する際には必ずフリー素材であるかどうか、また、著作権を所有している企業や個人に必ず許可を取ることが大切であり、もしそれを怠ると著作権の侵害にあたってしまうことも少なくありません。
特に音楽には様々な権利が重複している場合がありますので、使用に関しては、殊更神経質になる必要が生じると申しても過言ではないでしょう。
時として、権利の侵害は巨額の請求が発生する場合も多く、したがって、映像制作は専門の業者に依頼することが最も安全かつ安心な方策と申せましょう。
映像制作を専門に扱う業者は著作使用申請は勿論のこと、様々なジャンルの音楽などに関する使用許可をすでに所有していることも多いので、いわゆる素人作業よりも確実に企業のイメージに合った映像制作や、その映像にマッチした音楽を選択することができます。
それにより、自由度の高いオリジナル性のある映像を生み出すことができるので、企業イメージや映像を観た方への心的アピールなど様々な効果が得られることに繋がると申せるからです。
いずれにせよ、音楽や画像、映像などはそれを作り出した方々の物、という意識を常に持つことが大切なのではないでしょうか。