【2020年版】PC向け動画編集ソフトおすすめ7選+α【無料/有料】

インターネット上には、PCで動画制作をしたいときに便利な編集ソフトが数多く配布されています。そのなかでも、評価が高くさまざまな機能のあるものを、無料・有料のものと網羅的にご紹介します。
また、それぞれの値段や、日本語に対応しているかなどの情報も掲載しているので、ソフトを入れる際に参考にしてみてはいかがでしょうか。
1. 【無料】PC向け動画制作の編集ソフト
パソコン用の動画制作の編集ソフトのなかで、完全無料にて使えるソフトをご紹介します。
1-1. AviUtl

YouTubeやニコニコ動画といった動画サイト投稿者の間でも、よく使われる有名フリーソフトです。無料ながら機能が多いですが、操作性の面で初心者だと若干ハードルが高めといわれます。
デフォルトのままだと、限られたファイルしか読み込めないなど機能に制限があります。その代わり、拡張プラグインを追加すると機能を増やせます。
◇AviUtlでできること
- プラグインで機能、効果を増やせる(以下、プラグイン追加で利用可能)
- 動画に画像、テキスト、図形、動画などを合成できる
- MP3、MP4といったファイルの読み込み
- ぼかし、シャープ、モザイク、シーンチェンジなどの特殊効果
- 音声の入れ替え、音量調整、位置調節
- 色調調整、塗りつぶし、解像度の変更 ほか
◇対応環境/スペック
- 日本語対応
- Windows XP~10対応
1-2. Lightworks

プロ向けのため、初心者だと操作がややむずかしいかもしれません。その代わり、無料でありながら多機能な部分が魅力です。マルチカメラなどの編集や、Adobe After Effectsなどサードパーティにも対応しています。
また、海外製でありながら日本語で利用可能です。ただし、会員登録などのページはすべて英語になるので、翻訳などのサービスを利用してみてください。
◇Lightworksでできること
- Adobe Premiere、After Effectsなどサードパーティ製アプリと連携可能
- ユーザーがつくったオリジナルエフェクトを追加できる
- 複数ユーザーでプロジェクト分担できる
- インターフェースをカスタマイズ、マクロ作成ができる
- マット、マスクなどの効果は100種類以上。HDや4K画質も対応
◇対応環境/スペック
- 日本語対応
- Windows Vista~10対応
- 会員登録が必要
1-3. Filmora X 無料体験版

出典:https://filmora.wondershare.jp/video-editor/
編集初心者、YouTuberに人気なFilmora Xの無料体験版です。こちらのバージョンでは
完成動画に透かしが入りますが、有料エフェクト以外ほぼすべての機能を体験できます。
また、画面録画機能に関しては透かし無しで利用できるので、操作チュートリアルや
中継動画などで画面録画したい人はお試しあれ。
◇Filmora X無料体験版でできること
- 完成動画に透かし有
- Filmora Xの操作体験
- 透かし無しで画面録画可能
◇対応環境/スペック
- Windows 7/8/8.1/10、OS X 10.11/10.12/10.13/10.14
1-4. VideoPad

出典:https://videopad-jp.softonic.jp/
パソコンだけでなく、iPhoneやAndroidスマホでも動画を編集できるソフト。手ぶれ補正機能や逆再生など、50種類以上のさまざまな特殊効果がつけられます。非営利目的のみ無料で利用可能ですが、やはり有料版のほうが機能は充実しています。
◇VideoPadでできること
- 直接ブルーレイやDVDに焼くことができる
- 3D動画を作成できる
- 音声読み上げ機能あり
- デフォルトの音声ライブラリ、BGM、効果音が豊富
- 音声エフェクトが充実。エコーやコーラスなど9種類
◇対応環境/スペック
- 無料版は非営利目的に限定
- 日本語対応
- Windows XP~10/Mac OSX 10.4.4以降/Android OS 2.3.3以降対応
2. 【有料】PC向け動画編集ソフト
有料の動画制作の編集ソフトをご紹介します。なかには期間限定で無料のものもあるので、ためしにインストールして、使い勝手を比較することも可能です。
2-1. Filmora9

毎日の思い出、ビジネス、結婚式、教育など様々なシーンで活躍するFilmoraの最大の強みは
使いやすさとテンプレートの種類の豊富さです。
Filmora9はFilmstocksという素材サイトのサービスも提供していて、無料で使えるものから、
プロも顔負けの高度なエフェクトをなんと4000以上取り揃えています。
効果音やBGMなどの動画素材も豊富!
◇Filmora9でできること
- 初心者でも安心のサクサク軽い操作感
- 字幕、テロップ入れ(日本語・英語共にフォント種類豊富)
- 高度オーディオ調整、色彩調整
- 画面録画、ナレーション録音
- グリーンスクリーンなどの合成動画
- 4K対応+多様な出力形式
- 充実した初期搭載エフェクト、さらに炎、爆発や落とし穴などの面白エフェクトも利用可能(追加プラグイン)
- 法人向けビジネスプランあり
◇対応環境/スペック
- Windows 7/8/8.1/10、OS X 10.11/10.12/10.13/10.14
2-2. adobe premiere elements

出典:http://www.adobe.com/jp/products/premiere-elements.html
Adobeが販売する動画編集ソフト。知名度のみならず評価も高く、売れ筋の製品です。ガイド機能があるため操作がわかりやすく、使いやすいです。また、有料ということもありエフェクトの種類はかなり充実しています。
◇adobe premiere elementsでできること
- 映像がかすんでいてもクリアにできる
- 動画の時間に合わせて音楽が自動リミックスされる
- 写真やビデオをコラージュできる
- ムービー全体に一度でエフェクトを追加できる
- 50以上のBGM、250以上の効果音あり
- 明るさや色調補正、オーディオバランスなどの設定を自動化できる
◇対応環境/スペック
- 30日間無料
- 日本語対応
- Windows 7~10/Mac OSX 10.9~10.11対応
- 通常価格 ¥9,800
2-3. VideoStudio

出典:http://www.videostudiopro.com/jp/products/videostudio/pro/
書店で解説書などが多数扱われている、知名度の高い動画編集ソフトです。ストップモーションアニメやタイムラプスなどの特殊な動画も作成することができます。
「Ultimate」と「Pro」バージョンがあり、それぞれ機能など少々異なるので、使ってみて操作性が合うと感じるほうを選ぶのがおすすめです。
◇VideoStudioでできること
- アカデミック版、特別優待版はリーズナブル
- おまかせモードでカンタンに動画作成できる
- Ultimate版は267種類ものフィルター搭載
- コピー&ペーストで容易にテキスト入力が可能
- 体験版にロゴが入るなどの制限なし
◇対応環境/スペック
- 30日間無料
- 日本語対応
- Windows XP~10対応
- 通常価格 Pro通常DL版¥12,800/Ultimate通常DL版¥16,800
2-4. PowerDirector
出典:https://jp.cyberlink.com/
はじめて動画編集をするという方にも使いやすく、また動作が軽いのが魅力のソフトです。注目すべきは「Screen Recoder」という機能。パソコンの画面を録画することができるので、ゲーム実況などにも活用できます。
◇PowerDirectorでできること
- スクリーンレコーダーでパソコン画面も録画
- GoProなどアクションカメラにも対応
- 360 度動画の編集もできる
- マスクやテーマなどデザインツールをカスタマイズできる
- モーショントラッキングで対象を追跡、モザイクやセリフなどつけられる
◇対応環境/スペック
- 30日間無料
- 日本語対応
- Windows Vista~10対応
- Live>Ultimate>Suite>Ultimate>Ultra>Standard版があり
- 通常価格 DL版¥12,980~¥26,980
2-5. Movie Studio
出典:http://www.sourcenext.com/product/sony/moviestudio/
SONYが販売している有料の動画編集ソフトです。プロ用ソフト「Vegas」シリーズをより初心者にも使いやすくしたものになります。
最近のネット事情にも対応しており、編集した動画を直接FacebookやYouTubeにアップロードしたり、スマホで撮影した動画も編集したりできます。「Platinum」バージョンもあり。
◇Movie Studioでできること
- タブレットなどのタッチ操作にも対応
- エフェクト300種類以上、トランジション200種類以上と豊富
- リアルタイムでプレビューしながら編集可能
- カメラ設定やライティング条件での色調差異を調整できる
- CDをそのままBGMに利用できる
◇対応環境/スペック
- 日本語対応
- Windows 7~10対応
- 通常価格 ¥4,995
3. 動画編集ソフトを選ぶポイント
これまで紹介したように、パソコン用の動画編集ソフトは多種多様です。どれを利用するか迷ったら、つぎのような観点でソフトを選んでみてはいかがでしょうか。
3-1. 利用しているビデオカメラに対応しているか
スタンダードなビデオカメラなら問題ありませんが、4K映像やGoProといった特殊なカメラをご利用の方は、それらの動画を編集できるソフトか確認してください。
3-2. とくに欲しい機能がついているか
たとえば、3D映像をつくりたいとか、実況動画をつくりたいなど、ご自身がどのような動画を作成したいか、その使用用途に合うソフトを選ぶとよいでしょう。
3-3. パソコンのスペックとの兼ね合い
動画編集ソフトは、モノによっては非常に重いです。パソコンのスペック次第では、重くて操作がしにくくなってしまうことも考えられます。購入前にスペックを確認したり、試しに使用したりするのがおすすめです。
3-4. 動画編集の熟練度
これまでに動画制作の編集ソフトを使ったことがないという初心者の方は、使いやすいと評判のよいソフトを選ぶか、利用方法の解説書・サイトがあるソフトを選ぶとよいでしょう。
3-5. ソフトの価格
もちろん、ソフトは無料か安いものが一番!という方もいらっしゃるでしょう。しかし、値段だけで選ぶと「この機能がなかった」「使いにくかった」となってしまう可能性も考えられます。そうならないため、試用版など試してみるのがおすすめです。
まとめ
これらのソフトは趣味で撮影した動画の加工はもちろん、インターネット上で公開するための動画なども自由に作成できます。ただ、宣伝動画を作成するとなると、映像のクオリティだけでなく、集客を視野に入れた独創的なアイデアが求められます。
過去に宣伝動画の作成にあたった経験のある人物をプロジェクトに動員したり、プロモーション動画制作の実績が豊富な映像制作会社に依頼したりするのがベストといえるでしょう。