YouTubeの動画を宣伝し、再生回数をアップする6つの方法
動画の再生回数を増やし、商品購入や企業アピールにつなげるためには、さまざまな方法で動画を宣伝する必要があります。
YouTubeの機能を活用して再生回数をアップする方法、SNSやブログ、その他サイトを使って宣伝する方法を紹介します。
1. YouTube動画の設定、機能を活用
宣伝効果を上げるために、まずはYouTube動画そのものをしっかり作る必要があります。
1-1. YouTubeチャンネルをしっかり作る
- イメージに合ったチャンネル画像を設定する
- 宣伝したいジャンルに合わせたおすすめ・関連チャンネルを表示する
- 見やすい順番で動画を置く(おすすめ順、アップロード順など)
- YouTubeチャンネルや自社サイトにソーシャルボタンを設置する(企業のFacebookやTwitterなどのSNSへアクセスできるソーシャルボタンを、チャンネル右上に最大5つ設置できる)
☆ポイント
閲覧者が「見やすく、アクションを起こしやすい」チャンネル作りを意識する
例 サンリオの日本向け公式チャンネル
イメージに合った画像が設定され、右上には公式サイトとSNSへのリンクを設定、「おすすめチャンネル」に自社の関連チャンネルが表示されています。
https://www.youtube.com/user/sanriojapan
1-2.ファンファインダーを使う
ファンファインダーとは、自分の動画を気に入ってくれそうな視聴者へ、無料でYouTubeからチャンネルの宣伝をおこない(関連動画に出やすくなるなど)、ファンを増やすことができる機能です。
アピールしたい動画を5つまで選べます。再生回数の多い動画や、特に見てもらいたい動画を選びましょう。
※ファンファインダーは登録者数が1000人以上になると利用できるようになります。
ファンファインダーについてはこちら
https://www.youtube.com/yt/fanfinder/ja/
2. YouTube動画のちょっとした工夫で再生回数アップ
動画にさまざまな工夫をすることで、視聴者に興味をもたせ、次の行動につなげやすくなります。
☆ポイント
- 視聴者の行動をうながす(クリック、評価など)
- 誰が見てもわかりやすい動画にする
2-1. 動画内にリンクを入れる(アノテーション、カード)
アノテーションやカード機能を使うと、関連サイトへのリンクを動画内に直接埋め込むことができます。購入ページへのリンクを入れるなど、さまざまな使い方ができます。
アノテーション・カードは動画ごとに設定する必要があるので、その動画で特にリンクさせたいページがあるときにおすすめです。
動画を自分のウェブサイトにリンクさせる方法
https://support.google.com/youtube/answer/2887282?hl=ja
2-2. 注目コンテンツ機能を使う
選んだ動画や再生リスト(新着動画など)をチャンネルのすべての動画に埋め込むことができます。動画の左下に表示されます。
アノテーションのように1つ1つすべての動画に設定する必要はありません。
注目コンテンツを有効にする方法
https://support.google.com/youtube/answer/6147702?hl=ja
2-3. 字幕をつける
字幕をつける設定をすると、自動的に日本語の字幕が生成され、外国語にも切り替えられます。移動中など音を出せない環境で見ている人にもわかりやすいです。
また動画編集ソフトなどでわかりやすい説明文をつけたり、動画中のセリフを強調したりすると、視聴者の興味をよりひきつけられます。
字幕を追加する方法
https://support.google.com/youtube/answer/2734796?hl=ja
2-4. タイトル、タグ、説明文を工夫する
- キーワードやいちばん伝えたいことを先頭にする
- 英語のタイトル、説明文もつける
YouTubeには海外のユーザーもとても多いです。そのため、「外国人にもわかる動画タイトルと説明を」つけると効果的です。
タイトルを「日本語/英語」とし、説明文も両方の言語で書きます。翻訳サイトを使えば、すぐに変換できます。
動画についての説明文も、かならずつけましょう。動画の制作者についての紹介や、公式サイトへのリンクもつけます。
2-5. 再生リストをつくる
自動的に次の動画を再生する「再生リスト」をつくることで、他の動画も連続で見てもらいやすくなります。
再生リストを作成する方法
https://support.google.com/youtube/answer/57792?hl=ja
2-6. クリックしたくなるサムネイルをつくる
動画がずらっと並んでいる中で、開いてもらえるよう目立つサムネイルにする必要があります。動画の内容やテーマをわかりやすく表現することはもちろん、インパクトある画像や色を使うなどさまざまな方法があります。
わかりやすいサムネイルの例
2-7. 動画のテーマを1つに絞る
動画の種類やテーマに一貫性をもたせることは重要です。例えば企業のアピールが目的なら、企業に関連する動画だけをアップします。
2-8. 動画数を増やす
多くの人は、動画をいくつか見てから、おもしろい・役に立つなどと思い、チャンネル登録や動画で紹介されているものに興味をもつパターンがほとんどです。
定期的に動画アップし続けることは重要です。決まった時間に公開するなど、視聴者の生活に習慣づけるのも1つの方法です。
※ただ、数を増やすために無意味で質の低い動画や関係ない動画をアップするのは逆効果です。
2-9. エンドカードで行動をうながす
動画の最後の1コマや字幕、吹き出しなどで「良いと思ったらコメントください」「この動画も見てね」などと、一言お願いしファンを増やしましょう。チャンネル登録者数が多いほどチャンネルが評価され、動画の表示頻度などが高まります。
「高く評価」やポジティブなコメントがたくさん集まることで、動画の信頼性がアップします。
☆エンドカードで紹介すべきもの
- チャンネル登録
- コメント、評価、シェア
- 他の動画の視聴
- 公式サイトや商品、サービスページへのアクセス など
※ただ、やりすぎは逆効果です。わかりやすく、シンプルなものにする必要があります。
2-10. チャンネル紹介動画を設定する
自分のチャンネルに登録していない人がアクセスしたとき、自動再生される動画を設定できます。自分のチャンネルをまだ知らない人向けに、特長を短時間で見せる動画にすると効果的です。
設定方法はこちら:新しい視聴者向けのチャンネル紹介動画
https://support.google.com/youtube/answer/3026513?hl=ja
3. SNS(ソーシャルメディア)を活用する
SNSでは気に入った動画が友達同士でシェアされることで、動画をどんどん広めてもらうことができます。
☆ポイント
- 再生したくなるような、興味をひく説明文を載せる
- 友達、フォロワー数を増やし、多くの人に見てもらう
- ハッシュタグを活用し、検索から動画を見てもらいやすくする(Twitter、Facebook)
- YouTubeをSNSと連携させる
3-1. Twitter
Twitterでは動画URLを載せるだけで、Twitter上で見られる動画に自動変換されます。
- 140文字の文字数制限があるので、短く興味をひく文章にする
- フォロワーを増やす
同じことに興味を持つ人をフォローし、フォローを返してもらうことで、自分のつぶやきをより多くの人に見てもらいます。
動画へ誘導するツイート例
3-2. Facebook
Facebookは文字数に幅があるので、企業やサービスに興味をもたせるための様々な使い方ができます。
- だらだら長い文章ではなく、要点をまとめてわかりやすく伝える
- 撮影の舞台裏の写真など、画像なども使ってより興味をもたせる
3-3. LinkedIn(リンクトイン)
LinkedInはビジネスに特化したSNSで、専門家とつながったり商談をしたりできます。企業の技術アピールなど、専門的な動画の紹介に向いています。
3-4. LINEのタイムライン
タイムラインにYouTube動画のURLを貼り付けることで、自分の友人へ動画をアピールできます。公開範囲を設定すると、公開の有無を友人ごとに決められます。
4. ブログを活用する
ブログでは動画だけで説明しきれない部分や、さらにくわしい内容を掘り下げて紹介できます。
またそのとき話題のことや季節ごとと関連させられれば、一気にアクセスを集められる可能性があります。
☆ポイント
- 続けることが大事
ブログやSNSでの宣伝は、効果が出るまでに時間がかかります。特にゼロから立ち上げたブログは、記事を増やして検索結果の上位に表示され始めるまでに最低3ヶ月かかることもあります。
あきらめず継続するうちに何かのきっかけで1つ記事にアクセスが集中すると、そこから紹介している動画のアクセスも伸びる可能性があります。
5. その他様々なサイトを活用する
5-1. はてなブックマークに登録する
おもしろいと思った記事を登録すると、ブックマーク3つで新着エントリーに掲載され、たくさんの人の目にとまるようになります。動画宣伝のためのブログなどの登録がおすすめです。
5-2. 掲示板サイトへ投稿する
関連する掲示板やさまざまな人が見る掲示板へ、色々な形で動画を投稿する方法です。
例
ハウツーなどのお役立ち動画を、解答として悩みサイトや質問サイトに投稿する など
※ただ、質の低い動画や書き込み方によっては低評価され、意図しない方向で広められるリスクもあります。
5-3. 投稿サイトを活用する
おもしろネタやバラエティニュースの記事を自分で投稿できるサイトに投稿し、アピールする方法です。
掲載前に審査のあるところが多く、ライター登録が必要などさまざまなサイトがあります。
例
5-4. バイラルメディアに掲載してもらう
バイラルメディアとはSNSなどの拡散力を利用し、話題性やインパクトある動画や画像、ニュースを記事にしたサイトです。
動画中心のサイトもあり、多くのバイラルメディアは話題性のあるネタを日々求めているので、問合せや募集ページから応募すると載せてもらえるかもしれません。
例
5-5. プレスリリースを活用する
6. YouTubeをさらに活用する
6-1. YouTubeアナリティクスで分析・改善する
YouTubeの無料分析ツールで動画のデータを分析することで、適した宣伝方法や改善点が見えてきます。
YouTube アナリティクスで分析できるデータ例
総再生数、視聴時間、再生機器、閲覧者の地域、アクセス元、コメント など
YouTube アナリティクスの使い方はこちら
https://support.google.com/youtube/answer/1714323?hl=ja
6-2. 動画広告向けGoogle AdWordsを使った宣伝
再生前や動画横に表示する有料広告です。細かいターゲット設定ができます。(自分の動画に関心を持つと思われるカテゴリを選び、そのターゲット向けにアプローチできる など)
AdWords での動画広告について
https://support.google.com/youtube/topic/3030592?hl=ja&ref_topic=2972865
6-3. 他のチャンネルやクリエイターとコラボする
自分のテーマに関連する動画を見ている視聴者を探し、そのチャンネルのクリエイターと交流する方法です。互いの動画にゲストとして出演し、プロモーションをおこないます。
YouTubeクリエイターコミュニティやSNSで、クリエイター同士交流しながら宣伝する方法もあります。YouTube Space Tokyoは、六本木ヒルズにあるクリエイター向けの施設です。
クリエイターズカフェやイベントで、他のクリエイターとのコラボレーションや情報交換ができます。その他セットやカメラなど機材を使えるプロダクションや最新設備を完備の編集スペースもあります。
チャンネル登録者数が5,000人以上になると、下記のような様々なサービスが使えるようになります。
6-4. 関連する他動画のコメントで宣伝する
「こんな動画もあります、よかったら見てください」など、関連する動画のコメントに書き込む方法です。
※ただ、あまりやりすぎると迷惑行為で通報される恐れもあるので、注意してください。
6-5. アイデアの募集や質問をしてユーザー層を広げる
コンテストやプレゼントなど、ユニークな企画で注目を集める方法もあります。おもしろい企画が話題になれば、視聴者が増える可能性があります。
その他、視聴者を増やすさまざまな方法をYouTubeが公開しています。
YouTubeクリエイターアカデミー
https://creatoracademy.youtube.com/page/course/get-discovered?hl=ja
まとめ
- 誰がどんな状況で再生してもわかりやすい動画を作る
- YouTubeの機能を最大限活用する
- SNSやブログを効率よく活用する
- 視聴者に行動をうながす
動画マーケティングで効果を上げるためには、動画そのものの作りもしっかりしておく必要があります。たくさんの人に見てもらっても、興味をひきつける動画でないと効果は出ないでしょう。
動画そのものをしっかり完成させた上で、紹介したような宣伝活動をおこなうと、動画のアクセスアップ→売上、知名度アップにつながります。
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