映像を制作するとき私たちが第一に考えることは視聴者が「映像に集中できるか」です。この大きな壁を乗り越えることが利益につながる映像を制作するポイントになります。
これは私たちが制作した案件のワンシーンです。
焦げ付かないフライパンのPR映像です。
この映像が視聴者の集中力を高めたのです。映像を流しても見てもらえなかったら意味はありません。視聴者の心をとらえ、映像に集中してもらう。
「クギ付け」にしなくてはなりません。
では、どのように視聴者を「クギ付け」にするのか・・・・
When(いつ) / Where(どこで) / Who(誰に) / What(何を) / Goal(例:買ってもらう)【4W1G】を利用します。
映像で何を伝え、視聴者に何をしてもらいたいのか、映像の目的を考え、いつ、どこで、誰に、何を伝えるのかを考えます。
<4W1G>
焦げ付かないフライパンを例に解説します。まずは4W1Gの項目に当てはまる内容を書き込みます。
いつ:日中の買い物 / どこで:量販店、スーパー / 誰に:主婦 / なにを:フライパン / 目的:フライパンを購入してもらう
4W1Gを基に仮説をまとめます。
これは企画段階で書いたコンテです。
焦げ付いた料理が水で流すだけで「するっと」流れ落ちインパクトのある映像と洗い物が楽なことは5秒で表現しようと企画しました。
焦げ付いた料理が水で流すだけで「するっと」流れ落ちインパクトのある映像と洗い物が楽なことは5秒で表現しようと企画しました。
これはテレビ業界などでよく使われる「つかみ」の部分です。映像の冒頭で視聴者の心をつかむと、その後の映像も見たくなる。というテクニックです。お笑いタレントさんもよく「つかみはOK!」などよくテレビで言ってますよね。まずは映像を見ていただくためにお客様のハートをつかむことです。
この1カットの映像でお客様の足を止め「クギ付け」にしたのです。そして機能説明と続きます。
このように、映像制作とは単に商品を撮影し編集するだけでは効果は期待できません。 スーパーや量販店では7インチの小さなモニターから流れる映像と、かすかな音量のナレーション&BGMで勝負しなくてはなりません。 普通の映像では誰も反応しません。ターゲットを絞り、誰がどこで見るのかを明確にし特徴を短時間でPRすることが重要です。 これは利益を上げる映像のほんの一例ですが、映像で商品は確実に売れるのです。