「動画を見たらその商品に興味がわき、購入ページにアクセスした。」 そんな経験はありませんか?
スマートフォンが普及し、手軽に動画を見られるようになったことで、動画を使ったマーケティングをする企業が増えています。
企業が動画を活用する方法は商品・サービスの宣伝だけにとどまりません。様々な動画の活用事例と、動画アプリなど最新の動画ツールを使ったマーケティングの事例を紹介します。
商品を写真や文章で紹介するよりも、動画を使ってイメージで見せたほうが、良さや特長を視聴者へ直感的にすぐ伝えることができます。
Webサイトで、「商品やサービス紹介の文章を読むのがめんどう」「理解しにくいことがある」という方は多いです。
しかし動画では、実際に商品を使っている場面、サービスをおこなっているところをイメージや音で表現できるので、どんな人にも伝えやすいです。
言葉ではありきたりになる表現も、動画なら商品が届いてから開封したときのうれしさなどを臨場感たっぷりに表現できます。外国人など、言語がわからなくても伝えることができます。
テレビで流れるTVコマーシャルと、ネット上のコマーシャル動画では、配信する媒体や、視聴者が見る状況もちがうので、異なる構成や演出をする必要があります。
●無印良品
無印良品を使った様々な場面でのリラックス方法が、きれいな映像とともに紹介されています。リラックスするなら無印良品、というイメージづけになります。
●Skype(インターネット音声通話)
あえて商品紹介はせず、ドラマ風にしたり、問題提起をしたりして間接的に商品や企業の取り組みをアピールする方法です。
Skypeの「Born Friends(生まれたときから友達)」という動画では、遠く離れて暮らす2人の少女がSkypeを通してつながり、やがて対面するまでの日を描いています。
この動画では、Skypeの通話の高品質さなどをアピールする部分は一切なく、「データパケット通信」などのワードすら出てきません。かわりに、人間同士をつなぐためのテクノロジーの役立ち方を描き、間接的にSkypeの良さをアピールしています。
●SUNTORY
Web限定コマーシャルとして、スポーツキャスター松岡修造さんが様々な人のニックネームを呼びかける応援歌の動画「C.C.Lemon元気応援SONG」を100通り配信しています。
自分と同じニックネームの動画を見たくなったり、ニックネームがあてはまる友達に動画を送りたくなったりと、動画の拡散をうながす作りになっています。
2011年明治「果汁グミ」のキャンペーン『Tweet Love Story メグミとタイヨウ』は、Twitterと連動したアニメで話題を呼びました。物語が果汁グミなど3つのTwitterアカウントをフォローしたユーザーの影響を受け、変わっていくアニメで、一斉ツイートを企画しました。
ロシア発のウォッカブランド「SMIRNOFF(スミノフ)」は、Instagramでユーザーが自宅の冷蔵庫内の写真を投稿→バーテンダーが写真に写っている食材を使ってカクテルを作る、というレシピ動画を公開しています。
ユーザーとコミュニケーションを取りながら、店頭では伝えにくい商品の魅力をたのしく表現しています。
商品・サービスの使い方を説明した動画では、実際に購入して使ってみるようすがわかるので、効果的です。
使用方法が難しい商品のサポートや注意点、ソフトウェアなどの設定・インストールの方法、また商品の「意外な活用方法」などを動画にすることで、すでに購入した人だけでなく、その商品に興味のなかった人(潜在顧客層)もひきつけられます。
冊子では何ページにもなる内容を、コンパクトにまとめられます。
●RMK(化粧品)
3色のアイシャドウの使い方を、作りたい目元の印象ごとに紹介しています。片側だけメイクすることで、ビフォー・アフターも見せています。
他にも「MAKE UP LESSON HOW TO」としてプロによるメイクや、季節に合ったメイク動画を公開しています。
●コナミスポーツクラブ
人気の内村航平選手が、子どもや初心者のための簡単な技のやり方を実践しながら解説し、「やってみたい」「自分にもできそう」という気持ちにさせます。
サービスを受けてお客さんが変化する過程を見せることで、「自分もこうなりたい」という気持ちにさせます。どう変わるのかな?とワクワクしながら、最後まで見てもらいやすいです。
商品・サービスを実際に使っているお客様へのインタビューを撮影し、お客様の声として配信する企業も増えています。
お客様の声を文章や写真で紹介するよりも、実際に話してもらった生の声を配信することで、信頼性とリアリティが高くなります。
お店の店員やサービスを担当するスタッフなど、どんな人が実際に接客してくれるのか?また、商品開発したのはどんな社員なのか?スタッフが働くようすや、仕事への想いをインタビューした動画をアップすることで、信頼性や集客アップが期待できます。
写真と文字だけのプロフィールでは伝わらない雰囲気や人となりが、動画ならわかります。
また、工場など制作現場や裏方の作業風景を映すことで、安心安全な生産過程を伝えられます。
企業がPRや様々な活動でおこなうイベントのようすを、リアルタイムで動画配信する方法です。イベントの来客数増加や、遠方で参加できない人へのアプローチ、商品購入につながる効果が期待できます。
また会議内容を動画にすることで、業務にも役立てられます。
最近は就職や転職活動中の人に向けたリクルート活動が多様化し、ユニークな採用をする企業が出てきています。動画では企業理念やメッセージ、社内の雰囲気などを動きをもたせて表現できるので、会社が求める人材を募集しやすくなるでしょう。
アシスタントがプロになるまでを追った動画では、仕事のやりがいなどを伝えられます。また、投資家への情報提供にもなります。
●電通テック 2017新卒採用動画
広告制作会社ということもあり、1分半の短い時間でも印象が残る動画になっています。
個性豊かな人気YouTuberが商品を調理して食べたり、コスメや洋服を身につけて紹介したりして、商品の良さや楽しさをアピールする方法です。
●バンダイ(玩具メーカー)×はじめしゃちょー
たまごっちを育てる楽しさを、YouTuberならではの目線で紹介しています。育てきれなかったたまごっちはプレゼントということで、視聴者も巻き込んだ企画になっています。
最近は一般的な動画だけでなく、動画アプリや特殊な撮影方法を使った動画でPRする方法もあります。
スマホ時代の動画活用シーンは意外に多く、様々な場面で使えることがわかります。今後は配信システムや高速回線も進化し、参考になる先行事例もどんどん増えていくでしょう。
「Vine」とは、6秒の動画がくり返し再生される動画アプリです。若い世代へアプローチするには、スマホへの取り組みが大きなポイントになります。
Vine動画を使ったマーケティングでは、たくさんの情報を伝えるよりも、イメージを伝えるような構成が重要になります。
●サンリオピューロランド
「ピューロのうわさ100」として、実際にピューロランドへ行きたくなるような気になるネタを動画で見せ、来場を促しています。「うわさが体験できる場所」のGoogle Mapsも紹介されています。
SNSとの連携などで、古い動画を埋もれさせず、様々な動画を見せる作りになっています。
●ナビスコ
人気商品「オレオ」の色々な食べ方を一瞬で見せ、思わず試してみたくなります。
「360度動画」とは、再生画面の好きな方向をクリックorスマホを傾けることで、上下左右好きな視点で映像が見られるものです。まるでその場にいるような感覚を体験できます。
●WOWOW
映画「予告犯」のプロモーションに360度動画を使い、視聴者が画面を動かして映画に関する探しものをするように作られた動画です。自由に視点を動かせる特徴を活かし、ゲームのように楽しめます。
ドローン(無人航空機)を使った空撮ビジネスの需要が高まっています。動画マーケティングでも、ドローンで撮影した動画を使ったプロモーションが注目されています。
様々なアングルから映像が撮れるので、ダイナミックで臨場感ある動画に仕上がります。特に、不動産物件や観光地などをより魅力的に伝えられます。
最近は、よくあるコマーシャル動画だけでなく、様々な方向からアプローチする動画が注目されています。より視聴者をひきつけて興味をもたせ、他の人にもシェアしたくなる動画制作が重要です。
パソコン、スマホ、タブレットなどあらゆるデバイスからの視聴を考えた動画プロモーションが注目されます。
企業動画、映像制作は映像制作コンビニ倶楽部にお任せ下さい