この映画、観ました?#44「天然コケッコー」 - 企業動画なら映像制作コンビニ倶楽部

この映画、観ました?#44「天然コケッコー」

この映画、観ました?#44

こんにちは。大石ちゃんこです。

 

今回は、録画しておいて

まだ視聴途中だったドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』の最終回を8か月程遅れで昨日やっと観終えたとこなので、

そのドラマの監督である山下敦弘さんの作品にしてみました。

 

この映画、観ました?

 

山下敦弘 監督  「天然コケッコー」

 

★★★☆☆ 3.5点

6人の生徒しかいない田舎の分校に、東京から大沢(岡田将生)が転校してきた。


そよ(夏帆)は大沢に心ときめくが、彼の冷たく乱暴な言動に戸惑ってしまう。

しかし、あるできごとをきっかけに、そよの大沢に対する印象が変化し始め…というお話。

 

観た後、非常に爽やかで良い気分になる作品です。


ここまで爽やかな気持ちになる映画は珍しいんじゃないかと思います。

 

生徒たちがみんな良い味出してるし、そよちゃんと大沢くんを見ていると可愛くて可愛くて終始ニコニコしながら

観てしまいます。

 

そよちゃんは、とても良い子だけど本当ちょっとだけ無神経なところがあって、本人も気にしているのですが、

なんだかそんな短所も愛しく感じました。


私も、そよちゃんみたいな可愛い女の子になって中学・高校時代をやり直したいなあ、なんてことを切に思わされます。

そんなそよちゃん役を、夏帆さんが好演していました。

 

この作品は、全体的にとても観心地が良かったです。


大したことは起きないんだけど、逆にそれが良くて、バランスも良いから全然飽きずに観れるし、

日常を丁寧に描いていて好感が持てました。


観ているこっちの感情を無理矢理コントロールしようとするのではなく、自由に色んな事を感じさせてくれるという感じ。

 

特に、大沢くんが東京の高校に行くのをやめたことの描き方が、「なんか、いいな。」って思いました。

押し付けがましくない演出で素晴らしいです。

 

監督の山下さんは、本当に色んなタイプの作品を撮っていて面白いですね。


冒頭にも書いたドラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」も、まさかあのマンガをドラマにしてくれる人が

出てくるとは思っていなかったので、とても驚き、嬉しかったです。

 

脚本は、渡辺あやさん。


非常に才能のある脚本家だと思います。御本人がどんな方なのかは存じ上げませんが、格好良い女性脚本家だなあと思ってます。

この方が脚本を担当していたら間違いないという感じ。


2014年の浅野忠信さん主演のNHKドラマ『ロング・グッドバイ』もとても素晴らしかったです。

 

そして主題歌は、私の大大大好きな、くるり。『言葉はさんかく、こころは四角』というとっても素敵な曲です。


□の中から△を取り出すと、少し余ることになりますよね。

そんな感じで、「人は相手に対して、心で思っている事を言葉では全ては伝えられない」、って意味なのかなと

私は勝手に思っているのですが、それがなんだか主人公達に合っている気がして、主題歌が流れるとキュンとしてしまいます。

 

あと、公開当時の自分のメモ書きを見てみると、岡田将生さんの天才的な格好良さに相当メロメロだったみたいです。


また現在の成長したキレイな顔立ちとも違う初々しさがあるので、それも見所だと思います。

 

ドラマチックな何かが起こるわけではないのに何度でも観たくなり、不思議な心地良さを感じる

この『天然コケッコー』。


ぜひ観てみてください。


そして、(私自身は虫とか自然とかが大の苦手なので、そうはならないのですが…、)

観たら自然いっぱいな島根県浜田市のロケ地に行ってみたくなったりもすると思いますよ。

ぜひ!!

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