【2020年版】AfterEffectsの使い方 #1「エフェクト」 - 企業動画なら映像制作コンビニ倶楽部

【2020年版】AfterEffectsの使い方 #1「エフェクト」

AfterEffectsを使う上で一番重要になってくるのが

「エフェクト」です。

PhotoshopやPremiereの使用経験がある場合、各エフェクトの名称は

だいたい同じなので、AfterEffectsでも適応しやすいのですが、映像編集・

画像加工ソフトの使用経験がほとんど無い状態だと、エフェクトの種類が

多すぎて戸惑うこともあるかと思います。

 

そこで、よく使うエフェクトを簡単にまとめてみましたので、参考程度に

見ていただければと思います。

 

今回は、動画制作を行う上で使用する機会の多い「色調補正」

関連のエフェクトについて書いていきます。

まず色調を補正したい画像or動画を用意します。

 

AfterEffectsの上部にあるメニューバーから、エフェクト>カラー補正を選択します。

 

AfterEffectsで色調補正を行う際は、この「カラー補正」の中に入っている項目を選択することが多いです。

 

 

◇基本的な色調補正を行えるエフェクト

 

 

① 色相/彩度

「色味の変更」「鮮やかさの調節」「明るさの調節」を行うエフェクトです。

 

モノクロ、真っ白、真っ黒の状態にも調節することが可能です。

②トーンカーブ

画像のコントラストや明暗を調節できるエフェクトです。

 

曇りの日に撮影した写真や映像だと、コントラストが弱くなる場合が多いので、このエフェクトは重宝します。

トーンカーブは加工の幅が広いので、サイケな雰囲気の加工を施すことも可能です。

③ 輝度&コントラスト

トーンカーブと同じ効果のエフェクトですが、こちらは数値入力で調節します。

 

トーンカーブやレベル補正と比べると、加工の幅が狭いです。

 

 

④ レベル補正

こちらもトーンカーブと同じこうなのエフェクトです。

 

加工の幅も広く、トーンカーブと同じような加工が可能です。

 

 

④ 露光量

こちらも、曇りの日に撮影した素材に使用すると効果を発揮できるエフェクトです。

 

個人的に、明るさを追加する分には、トーンカーブより調節しやすいように思います。

 

ただ、コントラストの調整は、トーンカーブなど他のエフェクトで行った方が綺麗にできる気がします。

⑤ レンズフィルター

写真や映像に、「色のついたフィルムシート」を被せたような加工になります。

 

映像全体に色の統一感を出すことができます。

 

AfterEffetcts上で「フィルター」の設定を行う際、「カスタム」を選択すると、自由に色の選択ができます。

⑥ Lumetriカラー

色味・明るさ・コントラストなどの調整を、まとめて行えるエフェクトです。

 

このエフェクトが調節できる項目を簡単にまとめると下記になります。

 

・基本補正:明るさやコントラスト、色味などの基本的な調整ができます。

 

・クリエイティブ:鮮やかさや、ぼけ具合の調整を行います。

 

・トーンカーブ:トーンカーブだけでなく、色相/彩度の調整も行えます。

 

・カラーホイール:レンズフィルターのような、色のフィルターを被せたような加工を行います。個人的には、

   こちらよりもレンズフィルターの方が使いやすい気がします。

 

・HSLセカンダリ:特定の色を選択して、その色をより強調させたり、色味を変更する項目です。

 

・ビネット:画像or映像の四隅に白いぼかしを入れる、お洒落風のエフェクトです。

 

 

◇知っておくと便利なエフェクト

 

 

⑦ 色抜き

 

特定の色味だけを残して、他はモノクロにする加工です。

⑧ 白黒

文字通り、白黒2色のみにする加工です。

 

単純にモノクロにするだけの場合は、「色相/彩度」のエフェクトでも可能ですが、

この「白黒」エフェクトを使うと、コントラストの調整も行えるので、おしゃれな雰囲気のモノクロに仕上げることができます。

⑨ コロラマ

サーモグラフィーのように見せるエフェクトです。

 

あまり使用機会のないエフェクトですが、数値をいじらなくても個性的な雰囲気になる面白いエフェクトです。

ざっくりまとめると以上になります。

 

動画以外にも、静止画に使用することもできるので、写真やイラストを加工する際に使用すると、普段とは違った雰囲気の作品が

できるかもしれません。

 

これ以外にも様々なエフェクトがあるので、色々試してみて、一番自分にとって調節しやすいものを映像制作で使用するのが良いと

思います。 

 

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